【瞳】
もう自分を許して 悲壮感 
あの日、伝えたかったことを いつの日か 夢の中で 教えてほしい 
思いやりのある子
書き残しておく 尊く輝いていた 泣きじゃくる
『ありがとう』の気持ちから、『イヤ。どうして?何でこんな事になったの?
あんなに元気だったのに...』との思いに戻っていた。だが、時間は容赦
なく迫って来る...。こぼれる涙をグッとぬぐい、
声にならない泣き声を発しながら 瞳の身体をお棺に移した...。
瞳の姿をこの家の中で見る事は...もう二度とない...。
出発の時が来た これが瞳の身体があるうちの最後 最期にもう1度...。
全身を力強く撫でた。握手もした。瞳の姿とはもう...逢えない...。
『瞳、ありがとう。本当にありがとう...。』
瞳の苦しみは解放され、今楽しく、元気良く遊んでいる事だろう...。
寝ている姿を見ていると、『ママおはよう!』って、起き上がってきそう...
『もしかしてまだ生きているのでは?』そんな錯覚がした...
途中でどうしても眠くなり、力つきるように寝る。
霊安室 荼毘(だび)に付す 副葬品

瞳は沢山の人に見送られ 旅立った いくら親しい仲でも月日が経つと
徐々に忘れ去られるのが世の常。そうだ、瞳が忘れられないように、歌を遺そう。
毎日、胸のつまる日々がつづく
瞳の写真を見るたび、過去を思い出すたび、胸が張り裂けそうになる

父と娘の垣根は少し高かった
君のシグナルを感じ取れなかったことが悔やまれる。
君に何もしてやれなかった 今は目の前にいない
せめて夢の中でも会って欲しい  
その時から、私の時間は止まってしまった。
このまま時間は止まってほしいと祈る
大阪は月が見える? 今、同じ月を見ている
町で見かけるhitomiと同世代の女の子、hitomiだったらな、とつい思うことが…
昨日、はじめて夢に出てきたhitomi、少し寂しそうな顔をしていたな。
なにも会話がなかった。今度は父さんに話しかけておくれ。
夢の中でもいい、今度あえたら思いっきり抱いてあげたい 君のぬくもりを感じたい
夢でもいい、会いたい君に、日陰に咲いた可憐花
何もかも遅すぎた、明日の幸せを無くしたこの俺 どんなに福を授かっても
もう幸せと感じない

君の部屋に遺していた線香の煙を漂わせながら、君を偲ぶ
線香の煙が踊るようにゆれる
父と娘との垣根は少し高かった。娘のシグナルを感じ取れなかった。
できるものなら、リセットして一からやり直したい。時を戻せるなら    
もう一度あの日に戻れるなら  
思い出すと、目の中に涙がたまり、目を開けると大粒の涙が溢れ、こぼれ落ちる
テレビでアテネへ行く浜口親子を見た。人目もはばからず、全身全霊を込め
て娘を励ます(激励)シーンを見て、父親の深い愛情を感じた。自分の至ら
なさに悔いた。
自分は子供に半端な愛情で、何もしてやれなかった事を悔い、目頭がに
溜まっていた熱いものが、堰を切るようにポタポタと頬を流れた。。心では
イメージが出来ていたが、その形が出来上がるまでと思い、伝えるのが出来なかった
口が重たいのが災いしたのか、娘は友に「私はあまり親に歓迎されたいない」
といっていたそうだが、どこに子供を要らないと思う父が居るのか?誰よりも
誰よりも一番君の行く末を祈っていたが、上手に表現し、伝えることができなかった
瞳を偲ぶような歌を歌うと目頭が熱くなる。

hitomiのために歌唱法を勉強し 教えて(伝授)あげようと 思っていたのに
父のオリジナル料理を食べて欲しかった 父の作曲でデュエットしたかった
似顔絵を批評して欲しかった ギターを教えたかった hitomiのホームペー
ジを一緒に作りたかった
手品を教えて 一緒に仕事をしたかった
時々生きていることを 無意味に感じる事がある
ささやかな生活を感じる 近い将来が見えてくる
海が好きだった 波ぎわではしゃぐ 君はまるで子供のよう
離ればなれの生活
生きている時に 聞かせてあげたかった 一緒に歌いたかった 
私のギターの調べを 君に聞かせたかった (一年後)聞いてくれ 夢の唄を
一番大事なもの かけがいのないものをなくした 今はもう どんなことが
あっても 幸せを感じない
私にはもう、幸せなんていらない これからは どんなことがあっても 
幸せを感じることが出来ない
十字架を背負っていきる 喪 霊安室 副葬品 火葬炉
白い布を被せられ 枕飾りをしつらえて 傍らで手を合わせながら 
まだ、実感が無いような 不思議な気持ちを漂っていた

庭先の 朝顔が 輝く陽に包まれて 花開くとき
父母に手を握られ瞳は 二度と戻らない人となった
父のすべてを知らないまま 旅立った
まったくやりきれない! 希望を無くした親鳥は もう幸せなんか 欲しくないと
切なく思う
百箇日法要=昔、土葬したとき三月十日(100日)位で棺のフタが朽ち落ちて
遺骨に土がかかり、土に帰る。魂は仏となる

後ろ髪を上げた 襟足に 大人の色気を感じる 魅惑的な眼差しが男心をかき乱す 
銅鑼が鳴る鳴る別れの銅鑼が 一緒に行きたい私の心 ギターの弦(いと)が
化粧箱からリップスティック 取り出していたずら書きをするLOVEと書いた。

街でかけるhitomi似の娘 
親の離婚で hitomi4ツの時、2才年下の妹と 生き別れになる
寂しい時、妹に会いたいと思うだろう 

hitomiの為に詩を書き続ける 
自分の気持ちを うまく伝えられず
父とは 垣根があった
賑わいをよそに ふと、寂しさが胸をよぎる
会話が耳に飛び込む

自転車初乗り よろけてこけた 思い出に ほくそ笑む 
時に安否気遣いながら 電話の受話器を取る たまに帰って来いと 切望をする
愛車ラシーン シートに座り タバコに火をつけ それとなく言った 母の眼差しが

娘の存在感 生きている時は 感じなかったが 亡くなってから その大きさが初めて分かった
親よりも 兄弟よりも…

ファンキーな娘 テンション高くなる
自転車でこけた時、 手を差し伸べたこと
それまでは幸せと感じたことでも今は儚い思い出。
これからも幸せを求めようとは思わない。
娘を差し置いて自分ひとりが幸せになれるわけがない。
娘を亡くした当時は他の人の事なんか考えられなかった。父と娘、一時のすれ違いや反発を乗り越えて

なんでもまとめ買い 服 帽子 ベルト くつ 缶チューハイ 野菜ジュース 冷凍のほうれん草 
タバコ コンニャクラーメン

現世でできなかった 親子の一体感
足りなかった 穴を埋めたいと 
まだ話しておきたいことがるのに

人一番淋しがり屋なのに、人には悟られない様に強気で…(瞳)。
いろんな事を語り合い気がつくと「もうこん な時間やぁ〜、時間たつの早いなぁ〜」ってよくいってました。
大人になってからも相変わらずお酒を呑みながら懐しい話に夢中で…。
かけがえのない自分の分身を喪失したことを認めたくないものですが

トランスやテクノを 聞きながら踊る ダンスが上手かった

文学に縁がなかったが 瞳のメッセージを綴ることによって 作詞の心が芽生えた
詩作りは思い出めぐりの旅をする 行き詰ったときは気分転換 仏壇の拭き掃除をする

闘病中、担当医が「限界を超えた生命力、これだけ生きているのは、お父さんに何か伝えたいことがあるのでは?
口に通している人工呼吸器の管をはずしましょうか」と言われた時、はずして苦しむのなら、
例え、1秒でも楽にさせてあげてと、例え1秒でも長生きさせてあげて、と管をはずすのを拒んだ言葉、今になって思い出す。
管をはずして聞いたほうがよかったのか、私の判断がよかったのか今になって迷わせる
毎日、仏壇に手を合わせた後、夢に出てきて、言い残したメッセージを伝えてほしいと祈る。
愛をこめて

人の死というものを真剣に考えるいい機会だったし、そんな意味で人の死って哀しみしか与えない
今頃は好きな音楽を聴いているのか、ダンスを踊っているのか、猫と戯れているのか 
目標も見失い、
アルバムのページをめくる 「お父さん」と声がかかってきそうな
緑の森に囲まれた公園 子供の頃 両親に何度か連れてってくれた思い出の公園 
大泉池があり、バードウォッチング森林公園です。花壇、大泉池、大芝生広場などの憩いのゾーンと、
スポーツゾーンなどからなります。園内の3つの池は鳥たちの水飲み場や遊び場となっていて、
バードウォッチングにも最適です。笠伏山(かさふせやま)
みんなの頑張っている姿を 好きな音楽を聴きながら見守っていると思います

アニマル柄のシャツ ちょっぴりワイルド 二色浜の海でサーフィンする若者 
瞳もボードを… 星のマーク 颯爽としていたのかな
好きな帽子 消えぬ面影
果物を 供えて拝みます 瞳の〜が満載の 
線香ろうそく 燭台などを置き、灯明 位牌 供物を供える 「瞳ちゃん!」と 声をかけるも 返事がない
「頑張って!」と 手を握るも反応がない
何か落胆し気が抜けた  瞳は今、本当に静かにここに居てくれる...。その度に涙が出た...。
仏壇 写真みるたびに 瞳の細く長い指を見るたびギターを教えてやりたいと思う
供養 回るのが、儚げで少し寂しい 世をはかなむ
なぜ、お父さんは以前と同じように話せるの、なぜ、以前と同じように笑えるんだろう 人生がつづくなんてのはウソよ 続くはずがない

愛する人と死別し、身も世もない悲しみに身を裂かれるような思い
6年の年月が悲しみを薄め あきらめを覚えたこの夏
その病院は娘が最期を迎えたところ もう二度とこの病院にはきたくないと、娘の亡がらと帰宅したあの日がフラッシュバックして足が震える
付き添いとして通った道を、今度は自分が通院で
遺品をいとおしく撫でながら 遠い日々を振り返る
忘れた事は片時もなかった
こうして想い出話をすることが 供養になると思う
あの夏の日に 思いを馳せ 涙を流す
静かな顔で 冷たくなって
娘の死を受け止められない
声を出して泣くことしか出来なかった
一分一秒でも長生きをして欲しい
天国で今ごろ口ずさんでいる
さあ、私も頑張って元気を出そう



夜空に一つ輝く君の涙。
父の心の曲(うた) 届いてくれ 
俺の歌で踊ってくれ、星に輝く夜空のステージで デュエットしよう

気球に乗って君住む天のお国へ行きたいよ


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