【心】
●字典
心(うら)=《「裏」と同語源で、表に見えないものの意から》こころ。思い。内心。→心(うら)もなし。心の中で、心の底からの意を表し、さらにその意が弱まって、何ということなく、何とはわからず、おのずからそのように感じられるの意を表す。「―悲しい」「―寂しい」「―荒さぶ」
心(こころ)=人間の理性・知識・感情・意志などの働きのもとになるもの。また、働きそのものをひっくるめていう。精神。心情。偽りや飾りのない本当の気持ち。本心。身についた感じ方や考え方の傾向。性分。性根。物事について考え、判断する働き。考え。思慮。分別。。他人の状況を察していたわる気持ち。思いやり。情け。人情味。
心(しん)=精神。こころ。また、こころの奥底。「心、技、体」「―の強い人」。多く「芯」と書くもののなか。中央。中心。内部の奥深いところ。「からだの―まで冷える」。中央にあって、重要な役割をになう部分。「鉛筆の―」「蝋燭(ろうそく)の―」。芯(しん)火が通っていない飯粒や麺の、中央の硬い部分。「―のある御飯」物の形状を保つために、その内部に入れるもの。「襟に―を入れる」。心の臓。心臓。「―不全」。二十八宿の一。東方の第五宿。蠍座(さそりざ)のアンタレスほか二星をさす。なかごぼし。心宿。
フィロソフィー(philosophy)=哲学。
ペシミズム(pessimism)=人生は生きる価値が無いとする考え方。厭(エン)世主義。物事を悪い方へ悪い方へと考えがちな態度。悲観論。⇔オプチミズム

●作例
の色なく、情おくれ/徒然 141」。
も体も健康だ。 の病におかされている。 に迷いはない。 に悩みがある。 の中とつぶやいた
浮気心を起こす。 子供にも。 から好きな。 がしっかりしている。 あの人と話しているとが疲れる。
勇気が湧いてくる。 痛む。 感慨に浸る。 のやさしさ。 ゆくまで。 は溶けた。  懐かしい顔にを砕く。
真っ白く混乱した頭が奈落の底に沈む。 生きてくつらい胸のうち。  

【詩歌用語】
「心」気持ち。胸の内。真心(まごころ)。心底(しんそこ)。物心。子供心。幼心。仏心。ハート。スピリット。精神。本心。内心。心理。心情。心神。心中。意中。胸中。胸襟〈を開く〉。心底(しんてい)。心奥(しんおう)。心意。方寸〈に納める〉。肝胆。浮気心。
「思い」考え。思惑。物思い。気持ち。心。所懐。所思。所信。胸裏。心情。▽万感〈交到る〉。百感。
「気持ち」気〈が変わる〉。心。思い。心持ち。心地。具合。感じ。気分。気色。感情。心中。心境。心理。精神。胸中。内心。意気。意気込み。居心地。寝心地。座り心地。乗り心地。ご芳志。ご芳情け。ご深情。心地。意のあるところ。微意。
「真心」誠〈を尽くす〉。衷心。衷情。心底。心奥。微衷。誠心。誠意。丹心。赤心。赤誠。至誠。誠実。信義。至情。真情。好意。懇情。良心。

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