【年月】
●字典
十六夜(いざよい)=1 陰暦16日。また、その夜。いざよいの月。《季 秋》2 (猶予)進もうとして進まないこと。ためらい。躊躇(ちゅうちょ)。
古(いにしえ)=《「往(い)にし方(へ)」の意》過ぎ去った古い時代。過ぎ去った月日。昔。過去。亡くなった人。故人。
こぞ=去年。昨年。《季 新年》今夜。一説に昨夜とも。
小六月(ころくがつ)=〔ちょっと歩くと すぐ汗ばむ事に基づく〕 陰暦十月の異称。
日月(じつげつ)=太陽と月。年月。つきひ。
祥月(しょうつき)=〔一周忌以後にめぐって来た〕故人の亡くなった月と同じ月。【祥月命日】一周忌以後の祥月の命日。
仲夏(ちゅうか)=〔古〕 夏の半ば。〔陰暦では五月を指す〕
永え(とこしえ)=いつまでも続く事。また、そのさま。永遠。永久。とこしなえ。


●作例
十六夜もまだ更科の郡(こほり)かな/芭蕉」「君や来む我や行かむの十六夜に槙(まき)の板戸もささず寝にけり/古今・恋四」
いにしえの御許しもなかりし事を/源・宿木」 「徒らに日月を消(しよう)するのみにて/諭吉・学問ノススメ」
の内に春は来にけりひととせをこぞとやいはむ今年とやいはむ/古今・春上」
「下泣きに我が泣く妻をこぞこそは安く肌触れ/記・下・歌謡」
光陰矢の如し/諺」
いにしえの都の姿をとどめる。。
永えの命。。この愛よ、永えに続け。

【詩歌用語】
「年月」歳。年。歳月。幾秋。幾年。永年。積年。星霜。光陰。年月。月日(つきひ)。春秋。千歳。千年。万年。百年。百日。半百。一生。半生。余生。暦年。暦日。年々。毎年。歳年。年の矢。今年。去年。来年。先々。行く先。行く末。後々。向後。今後。前途。将来。未来。生涯。永久。永え。とこしえ。とこしなえ。と事は。こぞ。
「過去」過ぎし日。遠き日。年来。当時。来し方。いつぞや。その後。その頃。その時。その折。この前。以前。往時。往年。往歳。往昔。往代。既往。古往。折節。折柄。折しも。折々。古り行く。古り増す。物古る。物さぶ。風化。時しも。
「昔」今。古(いにしえ)。その上(かみ)。その昔。幾昔。今昔。一頃(ひところ)。一昔。旧時。昔時。初昔。昔今。昔日。昔話。昔語り。昔心地。昔心。昔風。昔めく。昔ながら。昔馴染。昔の人。昔年。大昔。
「代(世)」幾代。百代。代々。遠き世。古き世。古代。今の代。この代。又の代。前の代。そのかみ。太古。上古。千古。万古。上代。上世。
「日」一日。余日。日々。又の日。日に日に。日にけに。日一日。連日。そぞろ日。毎日。日毎。日増。日数。数え日。終日。日ねもす。日もすがら。日すがら。しみらに。明け暮れ。日頃。ひと頃。この程。この頃。今頃。近日。他日。幾日。明日。あした。きぞ。昨日。今日。閑日。休日。過日。吉日。凡日。半日。


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