【痛】
●字典
痛い(いたい)=[形]いた・し[ク]肉体に痛みや苦しみを感じるさま。心に苦痛を感じるさま。精神的につらい。弱点を攻撃されたり打撃や損害をこうむったりして、閉口するさま。
甚い(いたい)=程度のはなはだしいさま。多く、連用形を用いる。→甚(いた)く。(甚い)はなはだしくりっぱなさま。すばらしい。動詞の連用形に付いて、その動詞の表す状態がはなはだしい意味を示す形容詞をつくる。「あまえいたし」「うもれいたし」など。

疼痛(とうつう)=ずきずきとうずくような痛み。


●作例
「新発意(しぼち)の娘かしづきたる家いと甚しかし/源・若紫」
歯が痛い。 つねられて痛い。 欠損続きで頭が痛い。 痛いところに触れられる。 痛い目にあう。 この時期に出費は痛い。 

【詩歌用語】「痛」激痛。鈍痛。頭痛。歯痛。腰痛。腹痛。疼痛(とうつう)。激痛。鈍痛。頭痛。歯痛。腰痛。腹痛。傷む。疼(うず)く。ずきずき。ずきんずきん。ちくちく。ちくりちくり。ひりひり。ぴりぴり。きりきり。

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