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シワの原因と対策

皮膚の真皮には蛋白質の細胞組織があり、コラーゲンによる結合組織がエラスチン、
プロティン、スクワランの弾力繊維をサンドウィッチのように包んでいます。
の中をヒアルロン酸などの保湿成分が潤いを保って皮膚に張りや弾力を与えてみず
みずしい肌を作るのです。顔の表情で皮膚は動きますが、これらコラーゲン、エラス
チン、ムコ多糖体などがあるおかげで、即座に皮膚は元に戻りシワとはなりません。
ところが、コラーゲンが不足したり、また、結合組織に栄養素を運ぶ道のような部分
があるのですが、その補給ルートに架橋結合といって、道が切断されたような形で、
組織が崩れ始めます。そうすると細胞は萎縮し、道路が陥没するように皮膚にシワ
となって現れる、これが小ジワの原因となるのです。また、エラスチンが不足し、弾力
繊維が弱まるとバネの力がなくなってくる訳ですから、張りがなくなってしまうのです。
同年齢の女性でもシワの出来やすい人とそうでない人がいます。一般的にはうりざ
ね顔の人もシワが多くなりやすいのです。それに寝る時に顔をしかめる人。日に焼け
る人もシワが多くなります。逆に丸顔の人の皮膚は引っ張られている為、弾力性が
ありシワはになりにくいのです。ただし、シワには二つの種類があります。表皮のシ
ワと真皮のシワ。表皮のシワは皮膚の表面にある角質の水分や、皮脂が低下する
と出来ます。つまり脱水、脱脂で生じるもの。石鹸やマッサージクリームが顔に残っ
たままだったり、シャンプーのアワを知らず知らずに顔に飛ばしていたり…。この様な
不注意からもシワは出来ます。ただし、表皮のシワは保湿剤の化粧品やクリーム類
を塗る、マッサージをするなど、手入れをすればある程度目立たなくなるでしょう。
真皮のシワは更に2つに分けられます。一つは表情筋と関連して生じるシワ、物理
的なものです。この表情筋は手足の筋肉とは違い、皮膚にくっついています。笑っ
たり怒ったり驚いたりするたびに、表情筋も一緒に動く為、皮膚もシワになったり伸
びたりするのです。ですから喜怒哀楽の表情の豊かな人ほど、シワになり易いとい
えますが、ロウ人形のように表情をかえない訓練をすれば、表情筋のシワは出来ま
せん。しかしこうしたシワはむしろ歓迎すべきだと思います。能面や人形の無表情の
美しさに、永遠に見とれる人はそういないでしょう。むしろ、すぐ飽きがくるはずです。
人間の顔の美しさは感情を反映させてうごくからだと言えます。ですから、表情筋の
シワはいいシワだと積極的に評価して下さい。もう一つのシワは皮膚障害によって
生じるもので、一番の原因は紫外線の日焼けがなにより悪いのです。このシワは、
いくらマッサージしても治りません。対策は形成手術以外ありません。
さて、表皮のシワ予防策としてまず豆腐、豆類などの植物性蛋白質がシワのない
張りのある肌を作るのに最適といえます。しかし、蛋白質だけで防げるわけではあ
りません。摂取した蛋白質とビタミンCを皮膚まで運ぶ作用があり、血行とホルモン
の分泌を盛んにするカルシウム分、鉄分も必要です。ですから、ビタミンCの多い野
菜やイチゴ、レモンなどと、鉄分、カルシウムの多い海草類、煮干し、豚のレバーな
どを食べるといいでしょう。またイワシやサンマ、サバなど背中の青い魚に、不飽和
脂肪酸が内臓や皮膚を老化させるコレステロールを溶かす働きがあります。従って
肌の新陳代謝も促進し、「足あと防止」になるのです。また、ネギ、ショウガ、ニンニ
クなどはホルモン、消化液、胆汁などの分泌を活発にする働きがあり、消化と血行
が良くなり、肌に栄養が十分行きわたるのを助けます。逆にシワの元になるのはビ
タミンB群を消化する糖分。砂糖がたっぷり入ったケーキなどは大敵です。それは
鉄分が沢山含まれているからです。
シワを防ぐには食事も充分関連がありますので、気をつける必要があります。
       <原因>
●原因は乾燥、紫外線、加齢など。
●コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸は通常、食事などから摂取するが
 25歳を過ぎると、体での生産能力が低下する。
●乾燥・加齢などによりヒアルロン酸が減るとコラーゲンの部分がへこみ、
 シワになる。
●弾力性のある蛋白質が固くなる。
●水分不足から小ジワになる。
●タルミから小ジワになる事もある。
       <対策>
◎予防として水分、栄養分を与える。
◎ローションで保湿をたっぷりする事