◆ファンデーションでバリアメイク。
ギラギラとつきささるような日射しから肌を守るには、紫外線をシャットアウトしてしまうバリア
を作る事が最も効果的な手段。それには、紫外線防止効果のあるファンデーションで、少々
厚めにメイクしましょう。特に水を使うケーキタイプのファンデーションなら、さっぱりとした使用
感で肌にピタッとフィットしますからメイクも長持ちします。たとえパラソルや帽子で日よけをし
ているつもりでも、強い照り返しで日射しが顔に当たってしまっては効果はゼロ。多少厚塗り
になっても、しっかりとしたベースづくりを行いましょう。もちろん、下地には紫外線予防もでき
るUVカット用のクリームやエッセンスなどでカバーしましょう。それでも「くずれてきたな…」と
感じたら、できればクレンジングからの化粧直しがオススメ。多量に汗をかくと角質層に皮脂
と汗がたまり、紫外線をを通しやすくしてしまいます。シミやソバカスのツケがまわってこない
ように、しっかりとガードしましょう。
◆それでも日焼けをしてしまった時は
あまりにも気持ちよくて、ついついビーチでうたた寝…。目が覚めたとき
はすでに遅く、肌がヒリヒリと赤くなっていた。なんて、やむおえず日に
焼いてしまった場合の対策をご案内しましょう。日焼けは軽い火傷と同
じ状態を表します。それには、あせらずゆっくりていねいに健康な肌へ
と戻していきましょう。
日焼け直後のケア
まず肌を冷ますことが第一。
冷たい水でタオルを絞り、顔全体を覆います。常に冷たいタオルで、約20分程ヒンヤリ肌が冷
えるまで行います。日焼けのほてりを、ゆっくりとしずめてあげましょう。
洗顔は冷たい水でやさしく。
クレンジングジェルなどで、こすらないように、やさしくメイクを落としましょう。その後は、洗面
器に水を溜めて顔にかけるように水洗顔を。できれば10分位が適当。日焼けで大量に失われ
た水分を補給してあげましょう。

三日後のケア

水分補給の集中ケアを。
日焼けのダメージを受けた肌は、水分を失い小ジワが出来やすい状態になっています。エッ
センシャルローションを含ませた数枚のコットンで顔を湿布してあげましょう。その後はホワイ
トニング効果のあるエッセンスを多めにつけ、更に水分の蒸発を抑えるためにクリームを薄く
のばすのがベターです。また、日焼けケア中のメイクは、なるべくポイントメイクだけにして、
肌への負担を避けましょう。
ていねいにぬるま湯洗顔を。
洗顔石けんを手のひらで泡立て、顔をそっと包み込むように汚れをゆっくりと取り去りましょう。
熱いお湯は使わず、低温のぬるま湯でていねいなすすぎを行って下さい。

落ち着いた後のケア

集中トリートメントで栄養補給。
いつものお手入れに戻ったら、パックでケアしましょう。できれば栄養分を与えてくれるパック
を使用しましょう。
週1回、お肌の安息日を。
落ち着きを取り戻した肌に、今度は何もしない安息日を与えてあげましょう。美容液やパック
などの集中ケアで、肌は少し過保護になっています。肌自身のモツ回復力を高めるために、
しばらく週1回のペースで夜のお手入れをお休みしましょう。
内面ケアも大切。
スキンケアの他にも、ビタミンCの多い食事を心がけるなど、内側からのケアも同時におこな
えば、なお効果的。一日も早く、色白な美しい素肌を取り戻しましょう。
◆ビタミンコラム
美肌づくりビタミンが不可欠なのは、もうすでにポピュラーな常識。「日焼けにはビタミンC」と
上記でも述べましたが、それ以外にも美肌によく効くビタミンの、その種類と働きを簡単にま
とめてみました。
ビタミンC
日焼けの原因となるマラニン色素の沈着を抑えて、シミやソバカスを防ぎます。
▲多く含む食品…キウイ、イチゴ、アセロラ、ジャガイモex.
ビタミンA
皮膚や粘膜のしなやかさをキープします。不足すると、肌がカサカサに。但し、ビタミンAは水
溶性ではないので、摂りすぎると体内にたまってしまいます。バランスよく摂りましょう。
▲多く含む食品…ニンジン、ウナギ、ほうれん草ex.
ビタミンE
血液の流れをスムーズにさせ、肌の血色をよくする、別名「若返りのビタミン」とも呼ばれてい
ます。
▲多く含む食品…マグロ、マーガリン、コーン油、ゴマ油、玄米ex.
ビタミンB群
肌のために摂りたいのは、BとB。疲れた肌を回復させ、またニキビも出にくくなります。
▲多く含む食品…B牛乳、たまごex.
           B6:
イワシ、鮭ex.