●喜寿祝い


 姪っ子の父親が喜寿で、その父親と私は双子(私が弟)という事で、私の店で二人の「喜寿」のお祝いをしてくれた。
 当初は兄家族8名と私たち夫婦の予定で企画をしてくれていたが、私の妻は以前からの予定があって欠席。
 ところが追加で知人のギターの先生の生演奏を企画、そして姪っ子の勤め先のママさんとその同級生2名、77歳のママさんのお母さんも参加し14名になった。
 滅多に顔を合わせる事のない3人の姪っ子とその家族との再会、じっくり会話をした事がない双子兄との近況の会話。
 先生の懐かしい名曲のギター演奏、姪っ子の知り合いの方々のギター生演奏による歌唱、子供たちのカラオケ歌唱。みんな上手なのには感心したりして素敵なひとときを過ごした。
 姪っ子の知り合いの82歳のパティシエの作ったケーキ、14名分のケータリングの料理、アマゾンで取り寄せた6本のワインなど全て用意してくれた。
 帰り際、姪っ子にいくらか支払うと、お金の提供を申し出るも「おっちゃんの喜寿のお祝いやから…」とかたくなに固辞をして別れ際に「3人の姪から」と祝い金までくれた。
 彼女たちを外に送り出すと柔らかな五月の風に包まれて夜空に星が祝福の光を灯していた。
 姪っ子がくれた人生の贈り物に「ありがとう」の気持ちが胸に沁みて、この夜のひとときは心の中で永遠になるだろう。

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