あいねっと21
絵手紙講座
1.用具を揃えましょう

鉛筆、サインペン、水彩、クレヨン…絵手紙の画材はこれといった
決まりはありませんが、より味わい深い表現をするには、筆と墨、
顔彩がんさいを使って描きましょう。
(ふで) 輪郭を描くための筆と、彩色用の筆を二本用意します。
初心者はどちらも書道用の小筆で十分です。慣れてき
たら輪郭は、腰が強く穂の長い筆(4〜5cm)を使うと
変化が出しやすくなります。彩色には穂が短い日本画
の彩色用の小筆がいいでしょう。
青墨(せいぼく)
松煙墨しょうえんぼくのこと。青みがかった美しい墨色で、
顔彩の色を生かします。純松煙墨は質はいいのです
が高価なので、一般的には油煙墨に藍を混ぜた青墨
を混ぜます。純松煙墨と似たような色合いが出て値段
も手頃です。なお、書道用の墨汁は使わないこと。色
が濃く、水で薄めると、にじんだ部分が茶色になって
美しくありません。
(すずりく) 青墨は油煙墨よりも粒子が粗く、硯を痛めやすいので、
高価な硯
は必要ありません。
筆洗(ひっせん) 筆を洗うのに使います。空き瓶などを利用してもいい
でしょう。
顔彩(がんさい) 日本画の絵の具で、澄んだ色が特徴です。顔彩は色を
混ぜると濁るので、なるべく色を混ぜなくても済むように、
最初に18色位のセットを揃えるといいでしょう。
梅皿(うめざら) 絵の具を混ぜるパレットです。
印と印泥(いんでい) 印は消しゴムなどで簡単に作れます。印泥は朱肉のこ
とで、中国製のほうが色が鮮やか。ヘラで練ってから
使います。
画仙紙(がせんし)ハガキ 画仙紙には本画仙と和画仙があり、墨と顔彩の発色、
にじみやかすれの具合からいうと、初心者には和画仙
のハガキが適しています。官製ハガキは、鉛筆やペン
で描くにはいいのですが、墨で書くと筆が滑ったり色が
定着しにくいので、あまりお勧めできません。但し、好
みの問題もあるので、色々な紙を試してみて、自分に
あった紙を探しましょう。
水滴(すいてき) 青墨の濃さを調整するのに使います。微妙な水の量を
調整するのに便利ですが、無くても構いません。
必要な道具を挙げましたが、、とりあえず青墨、硯、筆、
顔料があれば、あとは身の回りのもので代用。少しず
つ、必要な道具を買い揃えていきましょう。

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