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街なかのエチケット
タバコの吸い方はスマートに。また、周囲に気をつかいましょう。
○女性の場合、街の中でタバコを吸っている姿はあまり良くは見えません。また、初対面の挨拶がすんで、腰を下ろしたとたん、タバコに火をつけて、鼻から煙を…というのは、何ともいただけません。いくらタバコ好きでも
、女性らしい吸い方があっていいでしょう。できるだけ軽くふかす程度の方がいいと思います。
男性にも吸い方のエチケットがあります。混雑した街の中で火のついたタバコを持って歩くのは、すれ違う人に迷惑な話です。また、ほんの少しっただけで、すぐ捨ててしまう人は、神経質に見えたり、イラついているみたいです。指がやけどするほど短くなるまで吸う人はケチくさく見えます。
○車や部屋の中、廊下でタバコを吸う時は、同席した人や隣の人に吸ってもいいかを聞いてからにして下さい。特に女性やお年寄りや非喫煙者には、お伺いをたてるべきです。また、そういう人が同室にいる場合は火のついたタバコをいつまでも灰皿に置いたままにしないで、適当に吸ってすみやかに消しましょう。火を消す時もよくもみ消し、必ず灰皿に捨てましょう。
○タバコの灰は車の窓からポイと捨てたり、ところかまわず捨てたりするのはいけません。火災防止の意味で、寝タバコもやめましょう。
香水をつける時の注意。
○本来香水とは、人にいやな思いをさせない為につけるものです。強すぎる香りのものは人に不快にさせるので避けましょう。もし、使う場合、ふだんは軽くオーデコロンを。そして、ドレスアップした時だけ耳たぶにしませるとか、奥ゆかしい香りにして欲しいものです。その上で、香りの演出、例えば、同じ花の香りで統一するとか、T・P・Oで使い分けるとか、自分のイメージで楽しむ。
毎日の通勤などには、特に強いにおいのものは避けましょう。梅雨時や暖房の効いた締め切った車内での香水のにおいは、不快に感ずる人もいます。
○香水を贈る時は、その人によってにおいの好き嫌いがありますから、出来れば確かめてから贈る事。親しい人ならば、あらかじめ聞いておくとか、ふだんから気をつけおくといいでしょう。
椅子に座る時、人と対する時、べたっと真正面から対さないで、斜めに構える事奥行きが出て、柔らかに見える。
○椅子に腰をかける時に脚を斜め前に揃えて出すと美しく見えます。真っ正面からだと平面的にしか見えないが、斜めから見ると立体感が出るからです。有名なモナ・リザの肖像も少し左前に構えているので、奥行きが出て、美しさを秘めたになります。
ですから、皆さんも、人と話をする時は、その人の真正面に相対するのではなく、少し斜めに身をひねった方が、優しく、女らしく見えるに違いありません。
雨の日には雨具で他の人に濡れない様に、気をつける。
傘のしずくは自分では気がつきにくいもの。車内では人の顔や肩、ひざの上にしずくが落ちないように気をつけましょう。また、濡れた傘を座席に立てかける人がいますが、出きるだけ人に迷惑がかからぬよう、自分の身に引き寄せておきたいものです。それと、濡れたレインコートのままで座席に座るのもどうかと思います。次に座る人に迷惑がかかりますので、座りたいなら濡れたコートは脱ぐべきです。
タクシーなどでは、シートが濡れたなと思ったら、ハンカチなりティッシュペーパーで、水滴を拭き取ってから降りるのがエチケットです。
車は泥水をはねない様に注意して運転する。
雨の日の運転は、水たまりを避けるか徐行をして、歩いている人に泥水がかからない様に気をつけましょう。
車に乗る時は腰から入るように。
○車に乗る時は、頭から入るから格好悪いので、まず腰を入れてその上でそろえた足を静かに車内を入れて下さい。これは見た目だけではなく
頭から入りますと、洋服の方々を車のドアの部分にすりつけたりし、汚れる事も。特にすその長い洋服などは、すそをひっかけたりする事にもなりかねません。
後部右座席は最上席。長旅では、座席を交代して疲れないように。
○車内では、運転席の後ろが一番上席で安全だとされています。気の張る人やお年寄り、あるいは女性をそこへ招き入れましょう。お客様と一緒の場合は
、自分は助手席に乗る心構えが大切です。5人どうしても乗らなければならない場合は、痩せた人2人が助手席に乗る様にして下さい。
後ろの席に3人がけで長時間乗らなければならない時は、端の人は途中で真ん中の人と代わってあげる事が必要です。真ん中の席は端の席に比べ、倍以上に疲れます。長旅の時はお互いにそうした譲り合いをして、 楽しい旅をしましょう。