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話し方のエチケット
感じのいい話し方。
感じのいい話し方をする人を大雑把に分析すると、まず、明るい事、静かである事、よく人の話を聞く人である事、言葉づかいがよい事などがあげられます。
特に女性に求められる言葉づかいでのポイントは
@いつ誰の前でも自分の事は「わたくし」と云います。よく「あたしこれから銀座へ行っちゃうの」と云いますが、言葉の自然な成り立ちから「わたくしこれから銀座へ行っちゃうの」とは決して云いません。必ず「わたくしこれから銀座へ参ります」となります。このように後の言葉も自然とていねいになります。
A「行っちゃうの」と、「参ります」の違いの様に、言葉の云い終わりをていねいにする事。
B「ハイ」と「イイエ」をはっきり云う事。日本人、特に女性は、これが苦手ですが、それがかえって誤解を招いたり、人間関係を悪くしてしまいます。
Cそして大切なのが「ありがとうございます」です。簡単なようですが、実際に使うのはとても勇気がいりますが、これだけ守れれば、きっと好感をもたれます。
職場では言い訳けをしない。
○「でも」「だって」は女性の特技といわれます。言い訳けには、それだけの理由があるのでしょう。でも、言い訳けをする前に、自分に少しは落ち度はないか、責任はないかを
考えてみましょう。「そんな事、誰も教えてくれなかった。もともと私の仕事ではなかった。頼まれて代わっただけなのに…」など言い訳けを考える前に、「誰も教えてくれなかったのなら自分から聞けばよかった」、「代理ならわらないところを確かめるべきだった」と、自分の態度に戻してみて下さい。そうすればどこかに自分の落ち度があった事に気づくはずです。
言い訳けグセがつくとその都度言い訳をし、他人のせい、他の事のせいにしがちになる
人のせいにしておくのは簡単ですし、その場限りで済むと思いがちだが、一度、「でも…」、「だって…」と、言い訳けで切り抜けると、その安易さが身につき、二度三度と重ねるようになり、あげくの果て、何事も自分で責任の持てない人間になる恐れがある。言い訳けをしない、自分の中の甘えを許さない厳しさを持つ事が、職場でのエチケットの基本です。
ひとのうわさ話は、悪口ではなく、ほめる方に切り替える
ほめる話より悪口の方が面白く、盛り上がります。でも、一度ひとの悪口を言うと、次に話す時には、エスカレートして徐々にオーバーになり実話から逸脱する危険があります。それが周り回って本人の耳に入ると抜き差しつかないようになります。また、悪口に花を咲かせている姿を端から見ると、見苦しいものです。悪口になりそうになったら、一息ついて、なんとかほめる方へ切り替えて下さい。何もほめる事が無いような人でも、色が白いとか、髪がしなやかだとか、何でもいいからほめる事です。ひとのうわさ話で、その人の人格が分かります。
うわさ話で悪口を言いたい時は芸能人などで盛り上げる
いくらひとをほめよと言ってもその話ばかりでは間が持たない時があります。世間一般の話などで場をもたせられない時、どうしても悪口を言いたい時は芸能人のうわさ話で盛り上がりましょう。彼らはうわさをされる事で存在感を感じるので、誰にも迷惑をかける事がありません。
毎日のあいさつは、大きな声でさわやかに。それが一日を楽しく過ごすコツ
私たちの生活には、折り目、筋目になっている言葉がいくつかあります。あいさつもその代表的なものです。「お早ううございます」「こんにちは」「今晩は」「さようなら」「ありがとう」。こうした言葉をきちんと使える事が社会人として大切な事です。たいして意味のない言葉じゃないかと思うかも知れませんが、こうした言葉が潤滑油になって一日を快く過ごせたりします。
「ハイ」「イイエ」をはっきりと。言い方一つで、その人の人柄が分かります
言葉は意思表示のためにあります。その一番の基本になるのが「ハイ」「イイエ」です。仕事のうえの誤解や、人間関係がうまくいかないのは、すべて、この「ハイ」と「イイエ」がうまく使えないからだと言っても過言ではありません。それも小さな声ではなく、はっきりと口を開けて発音しましょう。明るく、力強い声で答えたいものです。そうすれば、自然に自分が答えた事に確信が持て、責任が持てるようになります。