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Stop the corona (20/4/17)
 新型コロナの影響を受けてジリ貧になった店の売り上げ。このままでは細々ながらも41年間続けてきたスナックも廃業に追い込まれるのではと
危機感にかられた3月の中旬。
 長年愛してくれているお客さんや天国の娘の為にもここで負ける訳にはいかないと、みんなが元気になれる曲を作ろうと思い立った。
 無い知恵を絞って詞を書いた後は作曲だ。ネットで購入した作曲ソフトの分厚いマニュアル難しい専門用語と格闘。
 それでも手に負えない時はサポートセンターに電話したりしてなんとか作曲。因みに翌日から緊急事態宣言を受け、サポート業務は休止になった。
 「すべり込みセーフ」だった。これは娘が助けてくれたと思い心に中で感謝をした。
 次は歌入れだがパソコン内臓マイクは性能が悪いので、ネットでマイクと接続器のセットを購入。どうせならイイ物をと高性能機種を発注したが、
手元に届いたのは英国製で添付マニュアルは英語。ネットでマニュアルを検索するもこれまた英語。ネットの翻訳は少しあいまいで理解に苦しんだ。
 老骨にムチを打ちで四苦八苦の末にどうにか音楽ファイルを作成した。最後の作業は動画の編集だ。
 イラストや家族やお客さんの写真を曲に合わせて挿入するもタイミングの調整に手間取るなど苦労に苦労を重ねて3週間後にようやく仕上げた。
 制作に手こずっている間に有名人が次々とコロナ対策の動画を配信。妻は「真似したみたいで配信はもう遅いで。今回は諦めたら」と言っていたが、
いざユーチューブの完成動画を見ると、「面白いやん。よう頑張ったネ。沢山の人が喜んでくれるで」と称賛。
 店は緊急事態宣言で休業中だが、私は新型コロナのお陰で一つ階段を上れたと満足感にひたっている。




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