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ビックリ仰天 (19/11/15)

  時々来店する50代のM子さんが若い女の子を連れて来た。

 私 「M子さんはいつも同級生と一緒やのに、今日は若い子を連れてきて珍しいね」
 M子「この子、Mちゃん。旦那は私とは再婚で、その娘やねん。前妻が引き取ったから一緒に住んでないねん」
 私 「旦那の娘って事は、M子さんとは親子やん」
 M子「この子は41歳、私との年の差は15歳やで。親子とは違うで」
 私 「ほんだら姉妹?」
 M子「姉妹やったら年が離れ過ぎやん」
 私 「帯(オビ)に長しタヌキに短かし、やなあ」
 M子「誰がタヌキやのん!」
 私 「あ、スマン。タスキやったわ。因みに2人の関係はどない言うたらエエんやろな」
 M子「ライバルや。旦那と一緒になった頃はこの子に養育費を払ってたので生活が苦しかってん」
 私 「それが何で一緒に飲みに来たん?」
 M子「この子が彼氏にフラれたからと、私に相談しにきてん」
 私 「たびたび連絡を取り合ってるんか?」
 M子「お正月に会うくらいよ。うちの息子にお年玉を持って来てくれるねん」
 私 「エエ子やん。息子さんは17歳やからお年玉はまだ貰えるなあ」
 M子「この子の事、昔は恨めしいと思ったけど、今は可愛い子やねん」
 私 「Mちゃんは堺の子か?」
 娘M「はい、堺です」
 私 「家はこの辺か?」
 娘M「いえ、少し遠いです」
 私 「出身中学校は何処?」
 娘M「大浜中学校」
 私 「ああ、大浜かいな。俺とこの娘は月州(ツキス)やわ。それでOちゃんの高校は?」
 娘M「片岡愛之助と同じ信太高校」
 私 「えっ、うちの娘と一緒や」
 娘M「ひょっとして瞳ちゃん?」
 私 「えっ、なんで知ってるのん?」
 娘M「同級生やってん」
 私 「あっ、そうか。瞳も生きてたら41歳や。へえ、同級生やったんや」
 娘M「学校ではよう一緒やってん」
 私 「ビックリやなあ、瞳と同級生の子がM子さんと親子とは…」
 M子「親子と違う。身内」
 私 「ああ、そうやったな」
 M子「それにしてもMちゃんとマスターとこの娘さんが同級生とは偶然もいいとこやね」
 私 「ホンマや、ビックリ仰天したわ。世間は狭いようで狭いね」
 M子「狭いようで狭いのは当たり前やん。世間は広いようで狭い、でしょ」
 私 「ちょっとしたギャグさ」

 この後、亡き娘の学校生活など、私の知らない事を色々と聞けた感動で胸が熱くなった。




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