hitomi's poem

hitomiの(うた part14(十字架)

私は今、天国の瞳に喜んでもらおうと
娘の出来なかった夢を父が叶えようと
一所懸命、仕事と趣味に打ち込んでいる。
陽気に振る舞い、活発に行動していて
周りから生き生きしているように見えるらしい。

そんな私だが眠れない日が時々ある。
何気なく涙がこみ上げてくる時もある。
病床の中で瞳の苦しんでいる顔が
頭の奥に浮かんでは心を打ち砕(クダ)く。
助けを求める声に気づけなかった無念さ
瞳を助けられなかった自責(ジセキ)の念で苦しむ。

あの時、どうして仕事ばかりを優先し
瞳に目を向けてあげられなかったのか
自分のいたらなさに苦悶(クモン)する。
誰もが十字架を背負っているというが、
これが私に架せられた十字架なのか。
この苦しみを解き放ってほしいと神様に祈る。

もし神様が願いを一つだけ叶えるとしたら
私は娘が生き返ることを望むだろう。
そして娘のすべてを受け止めてあげたい。
私に悩みを打ち明け私を慕(シタ)ってほしい。
娘とって何でも話せる父親になりたい。
陰になり日向(ヒナタ)になり夢を叶えさせてあげたい。

ああ、いくら思っても、はかない願いごと。
この十字架が心に重くのしかかり
いつも背負い続ける痛みは癒(イ)えない。
今さら戻れない過去に懺悔(ザンゲ)する。
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