hitomi's poem

hitomiの(うた part15(三周忌)

昨日の天気予報では、今日の午後は雨になる予定だった。
しかし、そんな心配を打ち消すかのようにお天道様が微笑む。
一周忌の時、開眼法要の時、今回と必ず不安を覆し晴れになる。
ややこじつけ気味ながらも、瞳の心遣いだと心の中で感謝する。
お寺に早目に着いたつもりだったが、既に懐かしい顔が揃っていた。
皆さんは未(イマ)だに瞳の事を大事に思ってくれているのだ。有難とう!
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中百舌鳥・西栄寺

4時半から二人の僧侶によって粛々(シュクシュク)と瞳の三回忌法要が始まる。
瞳が逝ってから2年も経つと、私の胸中も微妙に変化していた。
辛い気持ちはあるのだが、なぜか悲しみが湧いてこなかった。
皆んなの励ましのお陰で絶望の淵から立ち直れた証(アカシ)かもしれない。
法要が終わり僧侶の説法を聞かされる。いい事を云っていた。

「法事は亡き人を縁として、いま生かされている命の尊さをかみしめつつ、
仏法を聴聞し、仏の慈悲の恩に感謝する行事として行われるものである。
今日、私達は忙しい中を仏の為にわざわざ足を運んで来たのではない。
仏のお陰でこうして皆が顔を会わす事が出来た。私達を会わせてくれたのである。
娘は若くして亡くなり可哀想、では無く娘は成仏して極楽浄土にいる。
現世で生きる難しさを体験してる私達が仲良く元気で幸せになれる様に案じている」

サンルート・サカイ

5時半にマイクロバスと数台の車に分乗し、お食事会会場ホテル・サンルートへ出発。
6時から2階の洸洋の間でお食事会を開いた。1人は先に帰ったが28名で執り行った。
挨拶は上手く出来たと思う。瞳の事を思い出し、少し声が詰まりそうになったが…。
6時半からカラオケも始めた。トップは私の兄の“兄弟船”で幕を開けた。
私はリクエストで瞳の好きな曲“Jupiter”を唄った。瞳を想い目を潤ませている人もいた。
今日は皆さんの明るい歓談、楽しいカラオケでいい思い出がつくれた。
9時に無事終わり皆んなを送った後、ロビーで少し余韻にひたりながら寛(クツロ)いだ。

◆anniversary2(三周忌)
※三周忌法要は平成18年7月30日、中百舌鳥の西栄寺で行う。
※仏法(ブッポウ)=仏の悟った真理。仏の説いた法。
※聴聞(チョウモン)=説教や演説などを耳を傾けて聞くこと。
※慈悲(ジヒ)=仏・菩薩が人々をあわれみ、楽しみを与え、苦しみを取り除くこと。
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