hitomi's poem

hitomiの part39 (道)



公園へ続くこの道は瞳と歩いた道
手をつないで手を振って歩いた道
青い空を見上げて幼い顔をほころばせ
「大きくなったら…」と夢を聞かせてくれたね
あの時、君の目は眩しく輝いていた
そして、幸福感が私を包んでいた
この時、この道の先に明るい未来があると信じた
公園へ続くこの道は瞳と歩いた道
手をつないで手を振って歩いた道

病院へ続くこの道は瞳が旅立った道
思い出すと胸が詰まる悲しい道
白いベッドに臥せていた君の看病をしながら
「早く良くなって」と幾度も励ましたけど
あの時、君は目に一粒の涙こぼし
そして、取りすがる私からお別れをした
この時、この道の先に明るい未来は無いと落ち込んだ
病院へ続くこの道は瞳が旅立った道
思い出すと胸が詰まる悲しい道

あれから数年の月日が経った
今、私は自分の道を歩いている
デコボコ道だけど楽しみながら歩いている
曲がりくねった道だけど、一路に邁進している
いつかはゴールに辿りつく道を味わいながら突き進む
瞳に繋がるゴールを目指して…

※一路邁進(いちろまいしん)=目的を達成するために、ひたすら進むこと。


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