hitomi's poem

hitomiの詩 part53  タイムマシン



書架から取り出した本の間に、古い写真が一枚 
そこには、懐かしいヒトミの微笑む顔が写っている
暫く眺めていると、なぜか愁い顔に見えてきた
ああ、ヒトミに会いたくなってきた
タイムマシンがあればいいのにな
あの時に置いてきた、大切な思い出
あの時にやり残してきた、色々なこと
ヒトミが元気な頃の、遠い昔に戻りたい

時計の針を左回りにして、静かに目を瞑る

胸を熱くして、タイムマシンに乗り込んだ
時を越えて、タイムトリップをしているんだ 
暗いトンネルを抜けると、そこはキラキラな眩しい異空間
そして柔らかな花の香りと、うねるような旋律の音の世界
トランス状態にいざなわれ、幻覚なのか催眠なのか神秘な気分
君の未来を奪った悲しい出来事、リセットして元に戻そう
遣りきれない想いも辛い想いも、楽しい思い出に変えよう
誤ってしまったその時の過ちを、改めてやり直そう

誰でも一つや二つ、過去に戻ってやり直したいことがある
時間が狂わせた苦い過去を、正常に戻したいことがある
タイムマシンがあったなら、過去にワープして全て上手く収めるだろう
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hitomiの詩 part54 父として

父として娘にしてやる事がいっぱいあるのに、どれだけの事をしたんだろう?
振り返れば多少は瞳に構ってやったが、ただただ仕事に励んだ思い出しかない
私が頑張ることにより、家族の幸せが掴めると信じていたからだ
が、しかし「父として私は失格?それとも合格?」
時々答えに窮して思い悩む事がある
何年か前に瞳の同級生が家に来た時に、瞳の事を色々と話してくれた
「瞳ちゃんの会話の中に、『パパ』がよく出てくるよ。お父さんの自慢話もしていたよ」と彼女は言った
その言葉に私は嬉しく思った反面、娘の心中を察する事が出来ずにいた自分が悲しくなった
私はその時、瞳はきっと父親の愛情に飢えていたのかもしれないと感じた
瞳の好きな歌の中に谷村新司の「二十二才」「いい日旅立ち」があった。私の好きな曲だ
野球は阪神ファンでギターも練習していた。阪神は私の好きな球団でギターは私の特技だ
きっと私の好みに合わせて、もっとふれあいを持ちたかったのかもしれない
今ごろ気づいても手遅れだ。やっぱり私は父親失格か
瞳が亡き今は、少しでも長生きをして少しでも長く瞳の仏壇とお墓を守るのが務めと思っている
父として…



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