hitomi's poem
hitomiの詩 part86 五月の風


五月の風は若葉色
草花の薫りを届けてくれる
ぬけるような青い空
満ちていく太陽の光
優しい初夏の息吹、柔らかい陽射し
五月は清々しい季節なり

それまでの厚い衣装を軽装に替え
街に出れば自然の営みに巡り合う
色とりどりの花々が咲きわたり
木々の葉は緑の波を打って揺れ
小鳥は楽しそうに歌ってる
川面のさざ波にたゆたう木の葉舟
宝くじの旗がひらめき鯉が泳ぐ空
行き交う人達の足取りも軽やか
五月は愉しい季節なり

五月の風は若葉色
色も匂いもやわらかい
薫風を全身に受けて街なかを閑歩
心は浮かれずっと歩き続けたくなる
遥か彼方の瞳に会いに行きたくなる
五月は人恋しい季節なり

※たゆたう=物がゆらゆら動いて定まらない。
※閑歩(カンポ)=ぶらぶら歩くこと。漫歩。









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