慕嬢詩 『白い灯台』

海沿いの道 その先に
白い灯台 そびえ立つ
青い空に 白い雲
白いカモメが 舞う岬
静かな奏(カナデ) 波音は
心に響く オルゴール
誘われるように 腰下ろし
海を眺めて 外気浴

ひとりぼっちで ぼんやりと
在りし日の君の 面影を
走馬灯のように 思い出す
夢と挫折の 大海原
遠くにかすむ 島の影
遥か彼方の 亡き娘
戻ることない 遠い日々
寂しい気持ちが 込み上げる

揺れる波間に 日が沈み
行き交う船の 安全を
見守る灯台 凛(リン)とする
星空の中 君浮かび  
きらめく微笑み 我照らす
ライトアップの 遊歩道
ロマンチック・ビューに 魅せられて
心の霧が 晴れた宵
※奏=音楽を奏するように、さまざまな情趣や様相を表現する。
※外気浴(がいきよく)=健康のため、戸外の空気に触れること。
※凛とする=容姿や態度が清らで勇ましく、美しいさま。凛々しいさま。
#慕嬢詩 #白い灯台 #チャレン爺有村 #有村正



●back

●hitomi-top

●next

MYホームページ 愛netコミュニティ