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私は今年で77歳。100歳まで「スナックターガース」を続けるつもりです。それは、ただの願望ではなく私の生きる指針。娘が25歳の若さで天国に旅立ったあの日から、私は心に決めました。
「また会えるその日まで、私は精一杯生き抜く」と。娘のお墓や仏壇に手を合わせるたび、彼女の笑顔が目に浮かびます。「まだまだお父さん、来ないでね」と微笑ながら、きっと私を応援してくれているでしょう。
店の明かりが灯り、常連さんたちの笑い声が響く店内は私にとっての生きがいです。一人ひとりが私の家族のような存在で、娘の代わりに私を支えてくれてます。だからこそ、私は元気でいられるのだと思います。
100歳まカウンターに立って働き通し、それからは少しでも長く娘の仏壇やお墓を守っていきます。天国で娘と再会するのは最後の最後。その時、胸を張って「お父さん、ちゃんとやりきったよ」と伝えたい。それまでは、まだまだ頑張ります。天国の娘よ、少しだけ待っていてね。
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