浅い眠り
春と夏の間の 昼下がり
やわらかな陽射しが ふりそそぎ
とろとろと瞼が 重くなる
幻想的な世界へ いざなわれ
薄暗い靄(モヤ)の中に 君を見た
妖しい光浴びて 魅惑的
遠い星の彼方に 居るはずなのに
君が微笑みながら 近づいて来て
なにやら一言 言葉を交わした
春と夏の間の 昼下がり
浅い眠りに包まれ まどろんで
うとうとと惰眠を むさぼってる

夜と朝の間の 黎明時
なまぬるい微風が 頬を撫で
ピクピクと瞼が 震えてる
思考が奈落の底に 沈んでゆき
薄らいだ意識の中で 君を見た
褪せたセピアの色が 懐かしい
遠い過去に別れを したはずなのに
君に巡り合えた この喜びを
しみじみ噛みしめ 心を交わした
夜と朝の間の 黎明時
ありえないひとコマに 戸惑いつ
夢うつつの境で 揺らいでる

春と夏の間の 昼下がり
浅い眠りに包まれ まどろんで
うとうとと惰眠を むさぼってる