hitomi's poetry-6
夢で逢いましょう
(1) 思い巡らす hitomiとの 写真帳
ページめくれば あの時の君に 逢いたくなる
今日もまた 夜が来るのが 待ちどうしい
君と出会える 唯一の世界 夢で逢いましょう
幻想の中 君は心に何かを秘め 
僕に虚ろな 視線を向ける
きっと伝えたい ことがあるんだ
いつかはそれを 教えてくれよ
時には 茶目っ気交じりの 満面の笑み
時には ひとり暮らしの 寂しげな顔
そう君は 僕の心の中で 生きている
(2) 街で出合った hitomi似の 女の子
思いが募り 愛おしの君に 逢いたくなる
今日もまた 夜が来るのが 待ちどうしい
君と出会える 唯一の世界 夢で逢いましょう
幻影の中 君は微笑をなげかけて 
僕に何かを 囁きかける
心おきなく 語り合いたい
いつか喜び 分かち合いたい
時には 幸せいっぱいの 喜びの笑み
時には はかない恋の 悲しげな顔
そう君は 皆の心の中で 生きている

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ココロとチナツ
(1) hitomiの部屋に 二匹の猫がいる
公園で拾った 可愛い猫がいる
ちょっとのんびり 黒猫ココロ
黒いベッドに 横たわり
コロコロ寝返り 夢見心地
どんな夢を 見ているの?
この私 悩んでいるのに
お前には 心配事 無いのかい
やすらかな寝姿 うらやましいよ
私が猫を飼うのは 寂しいから
見ているだけで 心癒されるから
(2) hitomiの部屋に 二匹の猫がいる
友達にもらった 元気な猫がいる
すこしお転婆 黒猫チナツ
黒いカーテン 飛びついたり
バタバタあちこち 走り回る
どんなことを 思ってるの?
この私 疲れているのに
お前さん 自由奔放 じゃれている
無邪気に遊んで うらやましいよ
私が猫を飼うのは 寂しいから
たわむれてると 心和ませるから
(3) hitomiの部屋に 住みついた私達
三度の食事は カリカリ、フリスキー
時代の流れで 仕方ないけど
たまにはサカナ 食べたいな
ペロペロミルクを 飲みたいな
いつも同じじゃ 飽きちゃうもん
私達 気楽に見えるけど
hitomiの 少し騒がしい 音楽や
ダンスの練習 我慢している
仲良く同居するのは お互いに
淋しがり屋の 心慰めあうから


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折畳みの真っ赤な自転車
(1) ロフトの隅の 少し目を引く 折畳みの 真っ赤な自転車
一度も乗った 様子がない ピカピカの 真っ赤な自転車
もの寂しい 部屋を飾る アクセサリー なのか、それとも
車に積んで 遠出をして いつか乗ろうと 思っていたのか
そういえば 君に始めて 買ったのも 真っ赤な自転車
あどけない 小学校 1年生の 頃だった 
初めて乗れた あの時の うれしそな顔 ふと目に浮かぶ
ロフトの隅の 少し目を引く 折畳みの 真っ赤な自転車
幼い日の 思い出を 手元に置きた かったのかな 

(2) ツンと澄ました 少し小粋な 折畳みの 真っ赤な自転車
空気を入れて サドルを上げ 乗ってみた 真っ赤な自転車
そよ風を切り 街の中を 駆けるまわるも いつもと違う
子供の頃に 戻った気分で 颯爽と ペダルをふむ 
そういえば 君に始めて 買ったのも 真っ赤な自転車
あどけない 小学校 1年生の 頃だった 
よろけ転んだ あの時の 泣きべその顔 ふと目に浮かぶ
ツンと澄ました 少し小粋な 折畳みの 真っ赤な自転車
愛しい君 いたわるよに 心を込めて ワックスかける

ロフトの隅の 少し目を引く 折畳みの 真っ赤な自転車
ツンと澄ました 少し小粋な 折畳みの 真っ赤な自転車
目にするたびに 遠い昔の 君の面影 ふと胸よぎる
今は乗ること ないけれど 君を偲んで 手入れをする