1分間スピーチの話しのタネ
○成功への扉はこうして開かれる
★小事は大事の心がけが大仕事をさせる
 最近の傾向として、自分の手を汚したくないという人が増えてきています。就職を控えている若者の意識調査を見ても、こういった傾向は顕著に表れています。同様の傾向は企業内においても見られます。
 つまり、他人が嫌がるような仕事はやりたがらない人が多いのです。自分の希望と異なる仕事が与えられると、それに対する不満が次々に沸いて出てきます。会社の仕事はどれも重要です。会社の仕事に上下の区別はないのです。むしろ、上下の区別を作っているのは自分自身なのです。
 与えられた仕事に不満をぶつけるのは簡単なことです。しかし、それよりも、黙って全力で仕事に向かい自分の責任を果たすよう努めれば、やがてその仕事が好きになり、また、もっと大きな仕事を任せてもらえる事にもなるのです。

★成功している自分を強くイメージしろ!
 
何か仕事をする時、ただ漠然とやっていては、成果は上がりません。心の中で、仕事が成就した時の形を、しっかりとイメージする事が何よりも大切です。
 「そんな事を云っても、無理というものですよ。できっこありませんね」と云う様な人は、仕事で成功は出来ません。文句や不平の中から成果は上がってこないのです。「できない」と思って取りかかっては、できるわけがないではありませんか。
 そんな悲観的な発想は、今から捨ててしまう事です。心の中で、強く仕事の成功をイメージしていくのです。心に強く念じれば念ずるほど、成功は近づいてきます。
 希望のあるところ、必ず成功があります。強く希望し、その希望を具体的にイメージするのです。成功する事、間違い無しです。

★スタート前の頭の中ですでに勝負は始まっている
 イメージトレーニングはスポーツの世界でも取り入れている選手が沢山います。精神面を鍛えるという目的もありますが、大きな目的は自分がどう動くかを頭の中にイメージする事にあるのです。
 例えば、あるプロのレーサーは頭でイメージできなければそのコースを走る事はできない、と言ってイメージトレーニングから始めるそうです。
 人は皆、成功を収めたいと思っているでしょう。しかし、漠然と成功したいと願っているだけでは成功する事はできません。問題はどのようにして成功を手にするかという事なのです。より具合的な成功への手順と言うものを自ら設定してみる必要があります。自分がどういう過程を経て目標に到達するのか、その道筋を認識できなければ、努力のしようがありません。頭の中で勝負は始まるのです。

★希望や夢を叶ええるのに遅すぎる事はない!
 新たな希望や夢は、いつ何時、人の胸に湧いてくるかわかりません。ちょっとしたきっかけで、それまで無関心であったものに、急に興味が湧いてくるというケースは決して珍しい事ではありません。ところが人はそこで余計な事を考えてしまいます。それは、周囲の自分に向けられる目であったり、時間であったりします。
 例えば、ある日急にもう一度大学で勉強したいと思っても、なかなか実際に大学に通う事にはなりません。何が障害となっているのかというと、これからやっても、というあきらめの気持ちなのです。今からでも決して遅くはないのです。
 自分の本当にやりたい事が見つかっても、仕事があるからとか家庭があるからとか、いろいろ理由をつけて、気づいたのが十年遅かったなどと言ってやらずにあきらめてしまうのは、実にもったいない話です。希望や夢を叶えようとするのに遅すぎる事はないのです。

★夢や希望を言葉に出せ!そして自分を信じるのだ
 人生をたくましく生きていこうとするならば、夢が要ります。希望が要ります。夢を語りあえる人生は、キラキラと輝いています。夢を語りあっているうちに、お互いが刺激しあって、さらに新しい夢を生み出します。
 夢を持たない人と付き合っても、すぐに退屈してしまいます。退屈の中からは、新しい活力は生まれてきません。
 仲間を持つなら、夢を語り合える人に限ることです。一緒になって人生の夢を語りあっているうちに、その理想にだんだんと近づきます。不思議なもので、人は言葉に出しているうちに、その言葉のとおりに生きていくことになってきます。
 夢と希望は、人生を活力に満ちたものにしていきます。決して楽ではないこの人生をよりよく生きていこうというのなら、お互いに夢と希望を持つことが第一条件です。

★“その気になれ!”夢は必ず叶えられる!
 自分は何の為にこの世に生きているのだろうか、と考えてみた事があるしょうか。世の中には、何の目的ももたずに、ただ何気なく時が過ぎていくのを見送ってしまっている人がいます。また、自分の一度きりの人生を会社や他人に任せてしまって、言われるがままにしか動こうとしない人もいます。
 他人や会社の為ではなく、自分の為に生きているのです。どうせ自分にはたいした事はできやしない、とあきらめてしまってはいないでしょうか。
人はその気になればかなりの事がやれるはずです。その障害となっているのは、環境ではなく自分の心なのです。目的の達成に向けて地道な努力を続けていけば、道は大きく開けてきます。平坦な道ではないかもしれません。時間だって相当かかるかもしれません。しかし、この道を希望に燃えて歩んでこそ必ずよい満足が得られるものなのです。

★問題は“できるかどうか”ではなく"やるかどうか”だ
 ビジネスマンにとって結果は軽視するわけにはいきません。しかし、結果ばかりを重要視して、結果に心を奪われてしまう事もあります。例えば、仕事を与えられた時、成功できるかどうかばかり考えて、なかなか手をつけられないで悩んでいる人がいます。
「自分にはちょっと難しいような気がする。誰か代わってくれないかなあ」
 仕事を与えられたものの、自信がもてずにその仕事から逃れようとしているのです。ゴールのあまりの遠さを嘆き、自分が到達できるかどうか、挑むべきかどうかで悩んでいるのです。
 結果は一つ一つの過程の積み重ねなのです。問題は、できるかどうかではなく、やるかどうかなのです。一つ一つ過程をおろそかにする事もなく、積み重ねていけば結果はついてくるものなのです。

★忍耐強くやれる男が最後に笑う
 他人が下す評価は必ず正しいとは限りません。見誤るケースだってあるのです。他人の力を正確に評価する眼力をどれだけの人が持っているのでしょうか。
 自分に対する評価の低さを嘆き、肩を落としてやる気をなくしている人を目にする事があります。人間関係がうまくいかず会社を去っていく人もいるようです。
 自分の思っているような評価が受けられない事は、残念な事でしょうが、自分は自分のやるべき仕事に全力を傾けていけばそれでいいのです。自己能力に磨きをかけ、能力の向上に努めていけば、評価してくれる人は必ず現れます。
 今の評価が不変の最終的な評価ではないのです。つまらない外野の声に心を惑わされ、意欲や、やる気をなくしてはなりません。今の評価が悪ければ、努力してその評価を変えさせてみせるという意気込みを持って、目前の仕事に挑んでいく事です。

★希望は笑顔を生み、笑顔は成功のチャンスを生む
 希望があるところに笑顔があります。笑顔があれば、周りの人々を明るくしていきます。人は明るくなくては、仕事を成功させるのは困難です。笑顔と笑い声のあるところには、必ず成功のチャンスがあります。
 そのチャンスをつかまえて、熱心に努力して、成果をまとまった形のものにしていく事です。心に希望を持っている人は、チャンスをどんどん生み出していきます。周りに成功したくてウズウズしている人が集まってきます。そうなれば、楽しいから協力しやすくなります。自分の能力は、仲間と一緒にいるから発揮されるのです。
 自分の心の中に、チャレンジする仕事の全体像をしっかり描いて、明るく、燃えるような情熱で、チャンスを作り出し、そこから仕事に取り掛かる事です。希望のあるところには、必ず夢があります。夢があるから人生を生きているれるのです。

★「必ずできる、やり遂げて見せる」…この意思が成功を生む!
 仕事を成功させる為には、能力も必要でしょうが、それ以上に必要とされるものが気持ちです。客観的に荷が重いと思える仕事を、こちらの期待を見事に裏切ってやり遂げてしまう人がいます。つまり、能力的に多少劣っていても、仕事をしていくうちに能力の不足分が次第に補われ、最後は成功を手にしてしまうわけです。
 ところが、このような現実があるにもかかわらず、最初から自分の能力の限界を訴え、あきらめてしまう人がいます。これでは、成功の可能性を自らの手で捨ててしまう事になり、能力を高める機会を自らつぶしてしまう事になります。能力は仕事をしていくうちに高められますから、嘆いたりする必要は全くありません。
 問題は気持ちです。自分にできないはずはない、いや必ずできる、やり遂げて見せるといった気概を持って仕事に挑んでいく事です。

★希望こそ最高の友、絶望こそ最大の敵
 希望に燃え、エネルギッシュに生きている人をみると、思わず応援したくなります。逆に悲観的になっている人をみると、なかなか励ましの声をかけられません。次から次へとマイナスの要因が口をついて出てくるからです。助けたくても助けられないのです。
 マイナス要因ばかり探し始めたら、出来るはずの事でも出来なくなってしまいます。泣き言を口にするのは簡単ですが、誰も同情などしてはくれません。泣き言を云って現状から逃れようとしても決して逃れられません。口にするだけ無駄なのです。
 希望は人を成功に導いてくれます。逆に絶望は人を成功から遠ざけます。成功したいと思うなら、絶望したり、悲観的になって泣き言を口にしたりしてはいけません。成功を阻む大きな要因は自分の内にあるのだと認識して、それを常に取り除く事を考えなければなりません。絶望こそ自分の最大の敵なのです。

★倒れるごとに起き上がる“打たれ強い”人間になれ!
 「俺の一番誇れる事は、これまでただの一度も失敗した事なかったことだった。それなのに、この俺が失敗するなんて…。俺はもうおしまいだ」
 一度の失敗で自暴自棄になって、二度と立ち直れないかのように落ち込んでいる人がいます。しかし、失敗したからといって、ビジネスマンとして、あるいは人として失格の烙印を押されてしまうわけではありません。
 かつて「草魂」という言葉を口にした大投手がいました。きれいな花となるよりも自分は踏まれても踏まれても伸びてくる雑草のようでありたいというのです。彼は、打たれても打たれても投げ続け、そしてついに大記録を達成したのです。
 失敗しない事が誇りではなく、失敗しても立ち上がって挑んでいく事が誇りなのです。今こそ、自分の真価が問われる時だと立ち上がってこそ「草魂」が身につくのです。

★不満の虫をたたきだせ!道はそこから開ける
 世の中は自分の思う様にならない事のほうが多いわけですから、不平不満を口にしようと思えばいくらでも言えるものです。しかし、それで自分を取り巻く環境にどのような変化がみられるでしょうか。現在ある状況から脱け出して希望している状況を迎える事ができるのでしょうか。
 自分の外に責任を求めるというのは安易な方法です。しかし、それではいつまでたっても問題の解決にはなりません。困難に直面したといって、嘆いてみてもしょうがないでしょう。問題は、その困難をどうやって乗り越えるか、という事ではないでしょうか。
 環境がいかに自分にとってマイナスに変化しようとも、決して不平不満を口にすべきではありません。むしろ、今のこの状況を招いた責任は自分にあるとし、積極的に問題の解決に全力を傾けるべきです。

★現状に満足するな!自分の可能性をもっと追求せよ!
 完成された人間などいません。未完成だからこそ人は成長できるのです。多くの人は、自分が未完成な人間である事を知っています。しかし、だからといって自らを完成に少しも近づけようと努力する人は必ずしも多くはありません。未完成と知りつつも今の自分に満足し、これ以上求めてもしようがないと、あきらめている人が多いようです。
 現状の自分に満足してしまったら、人はそれ以上成長する事はできません。現状より一段上を目指して努力を積み重ねていく事によって、人は一歩一歩成長する事ができるのです。自分勝手に限界を作って満足してしまえば、今より落ちる事はあっても、あがる事はないのです。
 自分には限りない可能性があるのだと信じて、不足を補うための努力を欠かさず、続けていけば、人は一段一段成長の階段を昇っていく事ができます。

★「できるはずはない」とやる前から諦めていないか
 以前、中国や東欧の市民運動のニュースが連日伝えられました。彼らが立ち上がった勇気と情熱には素直に敬意を表します。もし彼らが、自分たちが立ち上がってもどうにもならないと、諦めて、無関心、無気力でいたら、あのような盛り上がりはなかったでしょう。
 脱皮できない蛇が死んでしまうように、人間も組織も脱皮をやめてしまえば衰退の一途をたどり、やがては滅びてしまうでしょう。やっても無意味だとか、やるだけムダだとかいって、何も手をつけないで放っておくと、人も組織も変わりません。そして、気づいた時には、もう手がつけられないような状況にまで追い込まれてしまうのです。
 早期発見、早期治療が必要なのです。できるはずがないと、やる前から諦めてしまわないで、自分が立つ意外に方法はないとして、自己改革並びに組織の活性化に積極的に取り組むべきです。まず、その手始めとしてすべき事は自己改革です。

★視点を変えよ、自分の足元に宝が見える!
 人がものを見る時、いくつ視点を持っているかが重要です。一つの視点からしかもを見られない人は、結論を急いでしまいます。しかし、ある方向からは見えなくても、別の方向からは光が見えてくるという事もあります。
 ある件空車が珍しい糊(ノリ)を作り出したのですが、周囲の人は誰も彼を相手にしようとはしませんでした。なぜならその糊は、接着力のきわめて弱いものだったからです。しかしその糊は接着剤としては使えなくても、しおりとして使えるかもしれないと考えた人がいたのです。そして今、その商品は店頭に並べられて、多くの人々に愛用されています。
 つまり、ある視点から見て全く利用価値がなくても、少し視点を変えてみるだけで高い利用価値が生じる事もあります。一方からだけ見て判断せずに、色々な方向からものを見る習慣と目を養えば、それだけ心の幅のある人間になれるのです。

★苦しみに耐えて咲かせる花こそ大輪になる
 一つの会社に骨を埋めるといった一昔と違い、転職が普通になった現代、駅のスタンドや書店には転職情報誌が多数売られています。転職は以前のような暗いイメージはかなり払拭され、辛抱強いタイプの人は減少しています。
 転職が盛んになると、一つの問題が生じてきます。つまり、転職を逃げ道として使う人が出てくるのです。こういう人達は、苦しくなるたびに会社から逃げ出そうとしますから、いつまで経っても一カ所に落ち着く事ができず、また成長する事もできないのです。
 安易な気持ちで転職するのは避けるべきです。苦しくとも、安易に逃げ場所を選択せず、自己能力のレベルアップの為なのだと思って、自らを励ましていこうではありませんか。苦しみに耐えて咲く人生という花は、きっと大輪に違いありません。

★マイナス面にこだわるな、視点を変えればプラスが見える!
 物事には必ず光と陰があります。。光の部分を見るかそれとも陰の部分を見るかで全ては大きく異なってきます。例えば、一つのミスが生じたとします。そのミスをよき教訓として次の機会に活かそうとするのと、またミスをするのではないかとビクビクしているのとでは、両者の間に大きな違いが生じてしまいます。
 難局に直面した時、これを飛躍のチャンスと捉えるか、もうおしまいだと捉えるか、どちらの立場を選択するかが問題です。前者を選べば、苦しくともその苦しみに負ける事なくわずかでも前進していけます。後者はたとえ一時的に苦しみから逃れても、それを乗り越えられません。また、前者は一時的には苦しんでも、後者ほど長くは続きません。
 いかなるピンチも考え方一つでチャンスとなるのです。

★どんな人にも明日また太陽は昇る
 仕事をすすめていく時、どうしてもうまくいかない事があります。いつもの努力の三倍も四倍もの努力をし、苦労を重ねても、仕事のほうが、こちらを向いてくれないのです。いくら汗を流しても、失敗が決定的になる事があります。
「失敗は成功のもと」とは聞かされてきましたが、どうも現実に当事者となると、失敗はしたくはありません。できれば、成功の上にさらに成功を積み重ねていきたいものです。
 しかし、時には利あらず、失敗の追い込まれ、大きな損失を出してしまう事もなきにしもあらずです。「もうダメだ。絶望だ。死ぬしかない」などと思い詰めて、自分を苦しめても何にもなりません。どんなにつらくまわりから責められようとも、じっと耐え抜く事です。そうするうちに、失敗の原因も分かります。そうしたら全力をあげて仕事に挑戦するのです。明日にはまた太陽が出ます。

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