第十一話 盗人
 ある村に、親娘(おやこ)ほども年の違う夫婦がおったそうな。
 ある日亭主が、峠を越えて町まで行くことになり、家を留守にした晩のことじゃった。
 若い女房は、一人寝の寂しさでなかなか寝つかれずにいると、雨戸を外す音がし
て、あっという間に、盗人が入ってきたそうな。女房の寝てる部屋へくるなり、
「やい、金はどこにある!」
 女房はびっくりしたが、盗られるような金はいつも亭主が腹巻に入れておるのを思い
出して、ほっと胸をなでおろして盗人の顔を見ると若い男前の盗人、いつも年の違う
亭主では満足できんし、今の今まで一人寝で… ふと浮気心がでてしもうた。
「こらっ、寝ぼけるなっ、金さ早う出せ、出さねば命は無いぞ!」
 盗人が、胸ぐらをぐいっとつかむと、女房はトロンとした目で、
「いたいっ、女房はもっと優しくしてくれんばダメじゃ」
 自分で胸をはだけ、豊かでよくうれた乳房を盗人の目の前に出したから、盗人、ぐっ
とツバを飲みこんで、女房を押し倒し腰ひもで手足をアッという間に縛ってしまった。
「金の変わりに、お前の体をもらうぞ!」
「盗人どん、金の変わりというけれど、私の体はいくらじゃえ」
「何んだと、うーん、1回1両じゃ」
と、いうなり若い盗人は女房の乳房をもみ始めた。女房はもう我慢できずによがり声を
出し、股の付け根あたりがジットリしてきた。相手が盗人ということも忘れて抱きしめた
い気持ちになったけんど、手足の自由がきかんもんで、よけいにもえて声を張り上げた。
 盗人も、間男になった気で女房の白い太モモをなめたり、さすったり女陰を撫で回し、
前からも後ろからも攻め立てたが、手足を縛った腰ひもは邪魔になりといてしまって、
自分の一物を女房にしごさせた。女房は亭主のと違い太くて強い一物を口に含んで頭
を振りつづけた。盗人も女房の繁みに顔をうずめ舌を這わせ両足を肩にのせて反りのつ
いた一物をグイグイと差し込むと、女房は体を何度も反らして、両足をピクピクさせたとか
と思うと、力いっぱい盗人の首を締めつけて叫んだ。
「5回いったから、5両出せ!出さねば命が無いぞ!」

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