悪魔の辞典


「風刺」に挑む大阪の高校のユニークな国語
古今東西の「名文」をひたすら読み、解釈する国語の授業。正直言って退屈で眠たかった。
が、大阪府下のある高校の「個を生かす」実験授業は、なかなかユニークだ。
「文明批評」をテーマに生徒が、自分達の身の回りや社会の現状をブラックユーモアで綴っ
た「悪魔の辞典」を抜粋で紹介。加筆もあります。皆さんも面白いアイデアを投稿して下さい。
○【朝までテレビ】

●【居眠り】
○【ウーマンリブ】

●【エステティック】
●【鍵(かぎ)】
○【神奈川県警】

●【聞いて極楽、見て地獄】

●【原子力発電所】
●【校則】
●【黒海】
●【国会議事堂】
●【砂漠(さばく)】
●【サラリーマン】
●【シャープ・ペンシル】
●【自動車】


○【自転車の前かご】
●【受験】

●【政治家】

●【生徒手帳】
○【選挙カー】
●【空】

●【大学】
●【通知票】

●【電車の座席】
○【日本の外交】

●【日本人】
●【人間】
●【不動産】

●【溝】
●【ワイド・ショー】
●【ワシントン条約】
他人の意見をロクに聞かず、お互いに自己主張を繰り返し、話を
まとめること無く、ひたすら朝まで言い争うこと
先生への挑戦
男女平等を口酸っぱく唱えながら、食事のお勘定時などは男性
が払うのが当たり前のようにふるまうこと
脂肪より先にお金の方が減っていくもの
他人は信用しないという主張を形にしたもの
相次いで発覚する身内の不祥事を、組織ぐるみで握りつぶす甘
い体質を持つ、警察官ではなく、軽率官養成所
成績の良い人に良い参考書を教えてもらって本屋に駆け込んだ
ところ、自分には難しすぎて、目の前が真っ暗になること
増えすぎた人類の数を調整するために人間が作った建物
個性の嫌う日本の社会に、あらかじめ慣れさせておくための規則
真っ黒なうずを巻いている海。東京にある。「国会」とも書く
すべてに台本があって、それを演じる老人達の劇場
サラリーマンでも買うことの出来る土地
血のかよう企業ロボット
現代の若者の代名詞。芯(しん)がないと何もできない
単なるファッションの一部であるにもかかわらず、公害の原因とな
っているもの。運搬・移動のために使われもするが、若年層の場
合には稀(まれ)である
非行者のスポンサー
毎年一回日本全国の若者の間で起こる戦争。一年で戦場から帰
れる人もいれば、二年も三年も戦場にいる人もある。
いずれも秀才ばかりだが、こと戦争放棄に関する憲法の条文の
読解力は皆無な人
レンタルの会員になるときの身分証明書
エライさんが痴漢行為をして有名になった車のこと
その昔、青いものの代名詞であった代物。現代では、色名にその
名残りをとどめるだけである
社会人になりたくない、頭がよい人が行ける所
長い人生において、死ぬときのほかに、人間を孤独にする力を持
つもの
良心の踏み絵
エライさんが外国へ行き上手におだてられ、挙げ句の果てにたか
られること
安物の時計の一種。クールに時を刻むが、狂いやすい
地球破壊の秘密兵器
その名の通りではない。人の手から人の手へ動きまわる、金儲
けのための道具
現在日本政府と国民の間に存在しているもの
テレビのチャンネルを変えても画面が変わらなくなる現象
密猟者を増やす条約

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