【他の作品を研究】

学ぶ=マネル。作詞のコツはヒット曲を研究する事です。
歌詞カードを見なら何度も曲を聞く、歌詞カードだけを何度も読む。
そして歌ってみると、新しい発見や創作につながるヒントが得られます。
★作詞の基礎としての歌の聞き方を考える。
「一般大衆的聞き方」
まず、歌の受け取り側に立って、素直に聞いてみる。
●物語を聞く
歌詞のどこに物語を感じる事ができるか、物語の流れはどの様になっていたか、などに注目して聞く。
●歌の中の主人公になって聞く
歌の中の主人公の心情を考えながら聞く。そして、この主人公のどこに共感したか、魅力を感じる事が
できたかをチェックする。歌の中の主人公になりきって聞くと、その曲を深く理解できるる様になる。
●自分で歌ってみたい曲かどうかで聞く
多くのヒット曲は自分で歌いたい曲でもあります。また多くの人々は自分が歌えるかどうか、歌いたいか
どうかで曲を判断している事が多いです。ヒット曲を聞いて、その歌の共感した部分をじっくり分析すると
詞作りのヒントになります。
●第一印象で聞く
歌を聞いた時の第一印象は大切です。聞いた瞬間に、好き嫌いが決まってしまう事もあります。聞いた
歌の第一印象として残った歌詞のフレーズをメモして下さい。それも詞作りの大きなヒントになります。

「アーティスト的聞き方」
歌の作り手側、送り手側、つまりアーティストの立場に立って歌を聞いてみる。
●1行に注目して聞く
作者の一番伝えたい一行を見つけて下さい。「この作詞家はこのフレーズを言いたかったのだな」などと、
作家の気持ちになって聞いてみる。また、自分が一番感動した表現(一行)を見つけ、作者の想いや狙い
をくみ取る。
●テクニックを聞く
よく聞くと名曲からはおいしい作詞テクニックがいっぱい発見できます。上手な言い方だなと感動したら、
まさにそこが作詞のテクニックである場合が多い。素敵なテクニックはヒット曲を通して学びましょう。
●耳ざわりで聞く
作詞に使われる言葉たちはすべて音楽の構成要素なのです。音として言葉を聞いた時の美しさにも注目
する。歌詞は、その意味だけで人に感動を与えるものではありません。母音の美しさや子音の個性など、
言葉がもつ音としての響きにも注目する。また、言葉の組み合わせが作り出すリズムもまた歌に大きな影
響を与えます。どんなにリズムのかっこいいメロディーも、それにのる歌詞(言葉)のリズムが合わなければ、
全体としての印象はつまらないものになります。

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