<1964年日本シリーズの戦績>

10/1 阪神×南海第1戦(甲子園)
阪神打線

選手名





(遊) 吉田
(二) 本屋敷
鎌田
(左) 山内
(一) 遠井
(右) 藤井
若生
(中) 並木
(三) 朝井
辻佳
浅越
走右 滝川
(捕) 福塚
打三 三宅秀
(投) 村山
藤本
山本哲
29
対南・阪神0勝1敗
南海 010 010 000|2
阪神 000 000 000|0
勝・スタンカ 1勝
負・村山    1敗
▽盗塁 樋口
この年は東京オリンピックの開催に間に合わせるように日程調整され、シリーズ史上初の
ナイトゲームで開かれた。第1戦は阪神が村山実、南海がスタンカの先発。スタンカが阪
神打線を3安打完封で南海が先勝。一方阪神も村山が好投を見せるが、2回と5回に南
海打線につかまり2失点。6回には無死1、2塁のチャンスを作ったが村山がバント失敗、
さらに1番の吉田の併殺打でチャンスをつぶしたのが痛かった。
阪神投手









村山 120 33
若生 12
10/2 阪神×南海第2戦(甲子園)
阪神打線

選手名





(遊) 吉田
(二) 本屋敷
(左) 山内
(一) 遠井
(中) 並木
(三) 三宅秀
(右) 浅越
(捕) 辻佳
(投) バッキー
31
対南・阪神1勝1敗
南海 000 000 110|2
阪神 100 102 01X|5
勝・バッキー 1勝
負・杉浦   1敗
▽盗塁 本屋敷、並木、唐崎
阪神はジーン・バッキーが先発。南海は杉浦忠。阪神は初回、吉田の二塁打と相手のエラ
ーで1点を先制。4回にも併殺崩れの間に1点を追加し試合を優位に進める。更に6回には
山内、並木、浅越のヒットで2点を奪い、バッキーを援護した。南海は7回にケント・ハドリの
タイムリーヒットで1点を返し、さらに無死1、2塁とバッキーを攻めたが、小池を三塁ゴロ、ジ
ョニー・ローガンを二塁ゴロ併殺に仕留め、追加点を許さなかった。バッキーは8回にも1点
を返されるが、その裏阪神は南海の守備の乱れを突いて再び3点差。南海は9回にも先頭
のハドリがヒットで出塁したが、続く小池がショートゴロ併殺。バッキーが踏ん張り抜いて完
投。阪神が1勝を返した。
阪神投手









バッキー 112 35
10/4 阪神×南海第3戦(大阪)
 阪神打線

選手名





(遊) 吉田
(二) 本屋敷
(左) 山内
(一) 遠井
(右) 藤井
(中) 並木
(三) 朝井
(捕) 辻佳
(投) 本間
石川緑
バッキー
32
対南・阪神2勝1敗
阪神 014 000 000|5
南海 011 000 110|4
勝・石川   1勝
負・スタンカ 1勝1敗
▽本塁打 藤井1号2号(スタンカ)ローガン1号(石川)ハドリ1号(バッキー)
▽盗塁 並木、国貞
大阪球場に舞台を移しての第3戦、南海はスタンカが中2日で先発。阪神は本間。2回、藤
井の本塁打で阪神が先制。その裏南海がヒットと四球で1死1、2塁のチャンスを作ると藤本
監督は早々と石川に交代。石川はスタンカを抑えたものの広瀬にレフト前タイムリーヒット浴
び、同点とされた。しかし阪神は3回、吉田、本屋敷、山内の3連打で無死満塁とし、4番遠井
の犠牲フライで再び勝ち越し。さらに走者が2人残り本塁打を打っている藤井という場面で、
鶴岡監督はスタンカをあきらめ左腕の林を送ったが、藤井は林の外角球を鮮やかにレフトに
運び、2打席連続となる3ラン本塁打。5-1と突き放した。南海も3回ローガンの本塁打で追
い上げ。阪神は7回途中からバッキーを投入。南海は8回ハドリの本塁打で2点差に追い上
げるも、最後はバッキーが踏ん張り阪神が逃げ切った。
阪神投手









本間 25 1 1/3
石川緑 68 20 5 0/3
バッキー 45 11 2 2/3
10/5 阪神×南海第4戦(大阪)
阪神打線

選手名





(遊) 吉田
(二) 本屋敷
(左) 山内
(一) 遠井
(右) 藤井
(中) 並木
(三) 朝井
(捕) 福塚
(投) 村山
32
対南・阪神2勝2敗
阪神 100 002 000 |3
南海 000 120 001x|4
勝・新山   1勝
負・村山    2敗
▽本塁打 山内1号(杉浦)山内2号A(杉浦)ハドリ2号(村山)
▽盗塁 樋口、小池
南海・杉浦、阪神・村山の先発。両チームとも日本人投手が先発したのはこのシリーズ唯一
だった。初回、山内の本塁打で阪神が先制するが、南海は4回、広瀬の三塁打とローガン
の犠牲フライで同点。5回にはハドリが振り逃げで出塁。続く樋口のバントで阪神の守備が
乱れ、無死1、2塁となったところで、小池、国貞の連打で2点を勝ち越した。しかし6回、阪
神は山内のこの日2本目となる2ランで再び同点。そして9回、1死後ハドリが高めのボール
球を強振。打球はライトスタンドへ吸い込まれた。南海が劇的なサヨナラ勝ちで2勝2敗の
タイに戻した。
阪神投手









村山 109 32 8 1/3
10/6 阪神×南海第5戦(大阪)
阪神打線

選手名





(遊) 吉田
(二) 安藤
本屋敷
(左) 山内
(一) 遠井
(右) 藤井
(中) 並木
(三) 朝井
(捕) 辻佳
(投) バーンサイド
渡辺省
浅越
バッキー
36 12
対南・阪神3勝2敗
阪神 030 100 200|6
南海 000 000 300|3
勝・バーンサイド1勝
負・皆川     1敗
▽本塁打 辻佳1号(皆川)安藤1号A(皆川)森下1号(バーンサイド)
阪神は意表をついて左腕のピーター・バーンサイドを先発マウンドに送った。2回・阪神は
辻佳紀が先制ソロ、更に2死2塁から安藤の2ランで3点を獲得。4回にも吉田のタイムリ
ーヒットで3-0とし、南海先発の皆川を早々とKO。7回には安藤、山内、遠井、藤井の4連
打で2点を追加。バーンサイドは6回まで無失点の好投。7回、バーンサイドの疲れが見え
たところを突き、代打森下が追撃の本塁打。小池、国貞にも連打を浴びたところで渡辺に
交代するも、2死後広瀬に2点タイムリー二塁打を浴び、この回3点を返された。しかし8回
から救援のバッキーが2イニングをパーフェクトに抑え、阪神が悲願の日本一に王手をか
けて甲子園に戻ることになった。
阪神投手









バーンサイド 85 26 6 0/3
渡辺省
バッキー 23
10/9 阪神×南海第6戦(甲子園)
阪神打線

選手名





(遊) 吉田
三宅秀
(二) 本屋敷
打二 鎌田
(左) 山内
(一) 遠井
(右) 藤井
(中) 並木
(三) 朝井
(捕) 辻佳
安藤
(投) バッキー
若生
横山
渡辺省
藤本
28
対南・阪神3勝3敗
南海 020 100 001|4
阪神 000 000 000|0
勝・スタンカ 2勝1敗
負・バッキー 1勝1敗
雨で1日順延した第6戦、中4日のスタンカが快調なピッチング。散発2安打、無四球で第1
戦に続くシリーズ2度目の完封勝利で逆王手をかけた。南海は2回国貞の2点タイムリー、
4回には再び国貞が犠牲フライ、9回にはスタンカがタイムリーヒットと、下位打線の活躍で
効果的に加点していった。
阪神投手









バッキー 53 18
若生 25
渡辺省 32 13
10/10 阪神×南海第7戦(甲子園)
阪神打線

選手名





(遊) 吉田
(二) 安藤
本屋敷
(左) 山内
(一) 遠井
(右) 藤井
(中) 並木
(三) 朝井
横山
三宅秀
(捕) 辻佳
藤本
福塚
(投) 村山
バッキー
浅越
石川緑
32
対南・阪神3勝4敗
南海 020 100 000|3
阪神 000 000 000|0
勝・スタンカ 3勝1敗
負・村山    3敗
▽盗塁 三宅秀、吉田広瀬
東京オリンピックに間に合わせる予定が、雨天中止が発生したこともあり結局開会式の夜に
開かれる形となった第7戦。鶴岡監督は前夜完封のスタンカを連続先発させた。阪神は中4
日で村山。南海は初回1死から3連打で2点を先制。4回には堀込のタイムリーで追加点を
挙げ、村山をKO。阪神も4回からリリーフしたバッキーが踏ん張り追加点を許さなかったが、
スタンカは前夜完封からの連投とは思えない気迫あふれるピッチングで阪神打線を寄せつ
けず、5安打8奪三振で連夜の完封。南海が1959年以来5年ぶり2度目の日本一となった。
阪神投手









村山 47 14 3 0/3
バッキー 51 16
石川緑 20
表彰選手
○最高殊勲選手賞 J・スタンカ(南海ホークス)
○優秀選手賞 ハドリ(南海ホークス)
○敢闘賞 山内一弘(阪神タイガース)
○技能賞 小池兼司(南海ホークス)
○打撃賞 山内一弘(阪神タイガース)
○最優秀投手賞 J・スタンカ(南海ホークス)
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