週刊
タイガース効果
<2004年のタイガース効果>
甲子園7連勝で飾った最速200万人突破(7/2)

阪神の今季主催試合の観客動員が1日の巨人戦(甲子園)で200万人に達した。主催39試合(甲子園36試合、地方3試合)の合計が200万2000人となった。39試合目での突破は93年と03年にマークした球団最速の44試合目を大きく更新。昨季に記録した年間330万人動員を塗り替えるペースを維持している。この日も5万3000人の満員札止め。野崎勝義球団社長(62)は「6月まで勝率5割と苦しい戦いが続く中で、ファンの声援は大変ありがたい。1番のファンサービスは勝って六甲おろしを歌ってもらうこと」と感謝した。甲子園では4月に5勝7敗と負け越していたが、6月15日ヤクルト戦から7連勝するなど地の利を生かし始めている。

阪神、史上空前のV景気!純利益は13億円…昨年の13倍(5/28)

 史上空前のV景気!! 阪神電鉄(本社大阪市)が27日、大阪市内で平成16年3月期の連結決算を発表し、阪神球団の純利益は前年から実に13倍となる13億円だったことを明らかにした。阪神グループとしても史上最高の売上、利益を記録した。決算発表などによると、入場料収入やグッズ販売などを中心とする昨年の球団の売上高は179億円にのぼった。純利益は02年が1億円台だったが、03年は13億円にまで急増した。世間の不景気をよそに、18年ぶりのリーグ優勝を果たした阪神球団は、前年から13倍となる驚異的な利益を得たのだ。
 この破格のV景気は、阪神グループにも絶大な影響をもたらした。阪神電鉄の売上高(3073億円)、営業利益(221億円)、経常利益(166億円)、当期純利益(55億円)のすべてが、77年に連結決算を行うようになってからの史上最高額となった。
 この要因を、縄田和良専務取締役は「タイガースが18年ぶりに優勝を遂げたことによる増収」と説明した。実際、阪神百貨店の優勝セールの40億円をはじめ、野球関連の売上高は337億円5400万円で、前年比106・3%、173億9400万円もの増収だったのだ。そのため、同専務は「優勝というのは、こんなにスゴいものなんだと思った。当初の想定、イメージとははるかに違った。タイガースは阪神電鉄の“宝”」と力説した。
 また、主力選手の年俸が大幅にアップしたことにも、縄田専務は「費用増ですが、それに余りある収入増」と語った。さらに、阪神電鉄は今年度の業績予想を減収減益としたが「優勝で十分に増収増益になる」と連覇に期待を込めた。

甲子園・阪神戦「大入り満員」ストップ(5/26)
 甲子園で行われる阪神戦の大入り満員は12試合連続でストップした。25日、阪神―横浜6回戦は4月28日の横浜戦以来、今季2度目の5万2000人だった。それでも球場関係者は「昨年を考えると、平日だし、よく入っていると思いますね」と話していた。
球団史上最速の観客動員100万人突破(5/22)

 阪神は21日、球団史上最速となる主催20試合目での観客動員100万人を突破した。甲子園球場で行われた阪神―巨人10回戦は5万3000人の満員。20日現在、97万8000人だったが、これをクリアした。22日、23日に行われる同カードの前売り入場券もすでに完売している。阪神の過去の100万人最速記録は93年、03年の23試合目だった。球団営業部の岡本勇人次長は「昨年優勝して今年も優勝を狙える状態。開幕前からの期待感がありましたね」と話した。ファンの三塁側スタンドへの抵抗感が薄れてきたこと、全席を前売りで売り出していること、年間席が昨年より5000席増の1万9000席に達したことも要因だと説明した。岡本次長は空席状況について「5月下旬から6月にかけて空いています」と説明。甲子園で行われる25日の横浜戦以降、6月24日の広島戦まで平日ナイターの残席に余裕があるという。

甲子園の大入り満員ストップ(4/29)
 甲子園の大入り満員が10試合目で途切れた。5回裏終了時点で5万2000人と発表。この日は、午後2時から三塁側アルプス席とオレンジシート650枚が売り出されたが一歩及ばなかった。阪神は史上初となる開幕から9試合連続で5万3000人を集め、入場者は前年比43・2%増をマークしていた。なお、きょう29日の対横浜戦(甲子園)の入場券は完売している。
V記念はがき驚異の売り上げで阪神表彰(4/20)
 阪神が今日20日、都内で行われる第71回郵政記念日中央式典で「郵政事業の運営に特別の功績があった方及び団体」として、総務大臣表彰を受ける。昨年9月30日から発売された優勝記念はがきは約50万セットを売り上げた。通常の記念はがきは約3万セット程度の売上げとあって驚異的な販売数が評価された。西宮東郵便局関係者は「すごい数字。1ヵ月ほどで売れました。爆発的な売れ行き」と説明した。式典には野崎勝義球団社長(62)が出席し、麻生太郎総務相(63)から表彰を受ける。野崎社長は「プロ野球球団としてそういう賞をいただくのはありがたい」などと話した。プロ野球球団として総務大臣表彰を受けるのは初めて。また皇居参内と天皇陛下の拝謁にも出席する予定
広島戦も満員札止め(4/13)
 阪神 きょう13日の広島戦も全席完売し、当日券の販売はない。9―12日の中日戦で連日5万3000人を動員。本拠地開幕3戦連続の満員札止めという球団初の快挙は、4戦目も続くことになった。この好スタートに野崎球団社長は「優勝して、去年(主催観客動員数330万人)を上回るお客さんを期待しています」とホクホク顔。なお、14、15日の広島戦は12日時点で一部残席があり、当日発売が行われるかは未定。
営業サイドはホクホク(4/12)

 中日戦3タテはならなかったが、阪神営業サイドはホクホク顔だ。開幕3連戦すべて5万3000人の大入り満員。入場券は前売りで完売していたとあって、開門前なども大きな混乱はなかった。「開幕3連戦すべて満員だったことは記憶にないですね。安全に見ていただけたと思いますし、最高の滑り出しになりました」と阪神・松井営業部課長は“初の快挙”に笑顔。昨年作った球団記録、観客動員330万人の突破へ絶好のスタートとなった。

甲子園開幕から2戦連続5万3千人(4/11)
 甲子園は開幕から2戦連続の5万3000人大入りと、異例の人手が続く。11日の3戦目まで含めて、前売り券ですべて完売。当日券が存在していないため、名物だった長蛇の列もなく開門からスムーズにスタンドが埋まった。この日は放映権を持つ読売テレビと球団が話し合い、午後4時のプレーボール。超満員のマンモスはデーゲームの雰囲気から、ナイタームードでの「あと1球コール」まで盛り上がりが絶えなかった。
中日3連戦は全席完売(4/9)
 阪神が9日、いよいよ甲子園開幕を迎える。対中日3連戦は電話などでの前売り券販売で全席完売しており、当日券はない。岡本勇人営業部次長は「当日券が1枚もありません。問い合わせの電話も少なく、ちょっと心配です」と話し、当日券を求めて殺到するファンを懸念していた。
阪神Vパレードは660万円黒字(3/26)
 大阪府や大阪市、関西財界などでつくる「阪神タイガース優勝パレード実行委員会」は25日、18年ぶりのセ・リーグ優勝を祝って昨年11月に実施したパレードが、約660万円の黒字になったと発表した。黒字分は財団法人「大阪21世紀協会」に寄付した。収入は企業広告料や募金、星野仙一前監督のメッセージが聞けるNTTダイヤルQ2の情報料などで計約1億4880万円。支出は選手らを乗せたステージカー3台の製作費、警備費や清掃費など約1億4220万円だった。同実行委は「阪神に連覇を遂げてもらい、ぜひまたやりたい。近鉄バファローズとの日本シリーズが実現すれば最高」と話している。
今年初の甲子園TG戦で阪神百貨店虎ショップ大入り(3/15)

 今年初の甲子園での阪神―巨人戦(オープン戦)に観衆4万8000人が詰め掛けた14日、阪神百貨店(大阪市北区)のタイガースショップにも多くのファンが来店した。午前中は観戦前のファンが定番商品「応援メガホン」を買い求め、夕方には観戦帰りのファンがお気に入りの選手のグッズを購入。同百貨店は「今年一番のにぎわいです。オープン戦とは言え、やっぱり対巨人戦はファンの熱気が違う。天気も良かった」と“大入り”にホクホク顔だった。タイガースショップには約2000アイテムの商品が揃っているが、大物ルーキー・鳥谷選手のナンバージャージは同店の人気グッズベスト5にランクイン。「ファンの方の期待の大きさと活躍を願う気持ちだと思います」(同百貨店)。その他ベスト5には「応援メガホン」、ぬいぐるみの「ハッピートラッキー」、女性ファンに人気の「ハートTシャツ」、応援の際に首に巻く選手別の「応援マフラータオル」などがある。「売り上げもV2を目指します」と同百貨店は早くも鼻息が荒かった。

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