hitomi's poem

hitomiの part21(眠れぬ夜)

ああ、今夜も眠れない
目を瞑(ツブ)っても 様々な情景駆け巡り
無駄に時間が 過ぎ去っていく
布団をかぶり 悶々(モンモン)とする胸の中
私はどこにいるのか 分からない
さ迷い歩く 深い闇の中
本を読んでも 眠くならない
ふっと浮かんでくる ヒトミの面影
今頃どうしているのか 気にかかる

ああ、今夜も眠れない
ベッドの中で 次々と思いがくるくる回る
呼吸を整え 心を静める
ヒトミもたびたび 眠れないと云っていた
眠れないって こんなに苦しいのか
同じ思いを していたのだろうか
気持ちを考えると 胸が熱くなってくる
黒い何かが 覆(オオ)いかぶさってくるようで
重苦しい空気が 胸を締め付ける

ああ、今夜も眠れない
眠れる術(スベ)を 色々試してみるが
気持ちが焦って カラ回り
どうにもならない こんな夜は
暗闇の中で一人 悲しみにくれる
神様、助けてくださいと 寝返りを打てば 
額の奥が だんだん重くなってくる
薬に頼っては いけないと知りつつ
寝苦しさ負けて つい服用した
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