【す】
粋人(すいじん)=風流を好む人。優雅な、趣味の豊かな人。2 遊里や花柳界などの事情によく通じている人。転じて、経験を積んで世間や人情の裏表をよく知っている、さばけた人。通人。
清清(すがすが)=気分がすっきりして晴れやかなさま。ためらいがないさま。さっぱり。「いとうしろめたう思ひ聞こえ給ひて、―ともえ参らせたてまつり給はぬなりけり」〈源・桐壺〉滞りないさま。すらすら。
ずかずか=―と。△無遠慮(粗暴)に行動することを表わす。玄関をあけて―と入り込む。―と座布団の上へ乗る。大股(マタ)に―歩く姿。
すがら= 始めから終わりまで、…の間ずっと、などの意を表す。「夜も―」。何かをするその途中で、…のついでに、などの意を表す。「道―」 。そのものだけで、ほかに付属しているものがないという意を表す。…のまま。「身―」
挿げる・箝げる(すげる)=[動ガ下一]す・ぐ[ガ下二]はめ込む。差し込む。また、そのようにしてとりつける。

≪他ページ記載文字≫
「ア」水塊(すいかい) 水行(すいぎょう) 水中花(すいちゅうか) 水土(すいど) 酔芙蓉(すいふよう) 水鹿(すいろく) 数(すう) 陶工(すえつくり) 「カ」末黒野(すぐろの) スコール 「サ」鮨・鮓・寿司(すし) 煤色(すすいろ) 薄芒(すすき) 啜り泣き(すすりなき) 「タ」スタイルブック ストーンヘンジ 「ナ」スナック 「ハ」スポーツ スホベイ 「マ」スマトラ 「ヤ」素焼き(すやき)  
【四字熟語】
酔生夢死(すいせいむし) 翠帳紅閨(すいちょうこうけい)  

●作例
「ぬまじりといふ所も清清と過ぎて/更級」「心がすっかり新しく清清とおなりなすったので/木下尚江・良人の自白」
人形の首を挿げる。 鼻緒を下駄にすげる。  

戻る