【四字熟語:さ】
「あ行」「か行」「さ行」「た行」「な行」「は行」「ま行」「や行」「ら行」「わ行」
昨非今是(さくひこんぜ)=境遇・考え方が変わって、きのう悪いと思ったことが、きょうは良く思われること。
座作進退・坐作進退(ざさしんたい)=〔「作」は立つ意〕 たちいふるまい。
三分鼎足(さんぶんていそく)=《「史記」淮陰侯伝の「天下を三分し、鼎足して居るに若(し)くはなし」から》天下を三分して互いに対立すること。。
獅子奮迅(ししふんじん)=獅子がふるい立って暴れまわるように、激しい勢いで物事に対処すること。「―の働きをする」。
春日遅遅(しゅんじつちち)=春の日の暮れることが遅いこと。春の日がうららかでのどかなさま。
春風秋雨(しゅんぷうしゅうう)=〔春の風や秋の雨の意〕 春の風が吹いたり 秋の雨が降ったり して過ぎて行く(長い)年月。
春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)=春風がのどかに吹く様子。〔多く穏やかな人物の意に用いられる〕。小欲知足(しょうよくちそく)=欲が少なく、わずかなもので満足する事。
森羅万象(しんらばんしょう)=〔限り無く存在する有形物の意〕宇宙間に存在する一切のもの。目に見え、耳に聞こえ、鼻でかぎ、手で触れ得る、ものすべて。
酔生夢死(すいせいむし)=―する。〔後世に名を残そうと思って いったんは発奮・努力を試みた人が〕結果的には社会になんら貢献をせずに、無目的な一生を終えること。
翠帳紅閨(すいちょうこうけい)=「(高貴の)婦人の寝室」の意の漢語的表現。
頭寒足熱(ずかんそくねつ)=頭を熱くせず、足を暖め(てよく眠)る健康法。
青天の霹靂(-へきれき)=晴れた日に突然鳴り渡る かみなり。〔思いがけない事変や打撃の意にも用いられる〕
青天白日(-はくじつ)=よく晴れ渡った天気。隠す(疑われる)点が全く無いこと。「青天白日の身となる=疑いが晴れて、無罪であることが明らかになる」
是是非非(ぜぜひひ)=《「荀子」修身の「是を是とし非を非とする、これを知といい、是を非とし非を是とする、これを愚という」から》よいことはよい、悪いことは悪いと公平な立場で判断すること。「―主義」
切歯扼腕(せっしやくわん)=《「史記」張儀伝にある言葉から》怒り・くやしさ・無念さなどの気持ちから、歯ぎしりをし腕を強く握り締める事。「出し抜かれたと知り切歯扼腕する」
則天去私(ソクテンキョシ)=夏目漱石が晩年に文学・人生の理想とした境地。自我の超克を自然の道理に従って生きることに求めようとしたもの。




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