【四字熟語:は】
「あ行」「か行」「さ行」「た行」「な行」「は行」「ま行」「や行」「ら行」「わ行」
杯盤狼藉(はいばんろうぜき)=酒盛りの(済んだ)席の、散らかって乱雑な様子。
破顔一笑(はがんいっしょう)=顔をほころばせて、にっこり笑うこと。
馬耳東風(ばじとうふう)=人の意見や批評を全く気にかけないこと。「馬耳東風と聞き流す」
八熱地獄(はちねつじごく)=非常な熱気で苦しめられる、八種の地獄。八大地獄。
八面六臂(はちめんろっぴ)=仏像などが八つの顔と六つの腕をもつこと。あらゆる方面にめざましい働きを示すこと。「―の働き」
麦稈真田(ばっかんさなだ)=むぎわらを真田ひものように編んだもの。夏の帽子の材料。
判官贔屓(はんがんびいき)=悲劇的英雄、判官源義経に同情する気持ち。転じて、弱者・敗者に同情し声援する感情をいう。
被害妄想(ひがいもうそう)=絶えず他人から害を加えられると思いこむこと(一種の精神病)。
悲喜交交(ひきこもごも)=悲しいこととうれしいことを、代わる代わる味わうこと。「―いたる」(こもごも)
美辞麗句(びじれいく)=上べだけを飾った美しい言葉。
飛耳長目(ひじちょうもく)=〔遠くの事物を居ながらにして知る耳と目の意〕観察が鋭く速いこと。
筆問筆答(ひつもんひっとう)=書い(印刷し)て渡した質問に、書いて答えさせること(形式の試験)
人身御供(ひとみごくう)=昔、村人の平和を守るために、神と称する者に定期的に若い女性を提供したこと。また、その女性。権力者の欲望を満足させるために犠牲となること(人)。
悲憤慷慨(ひふんこうがい)=[名](スル)世情や自分の運命などについて、憤慨し、嘆き悲しむこと。「不正の横行を―する」。
眉目秀麗=顔だちの、整っていて、美しい様子。
百家争鳴(ひゃっかそうめい)=多くの知識人・文化人が、その思想・学術上の意見を自由に発表し論争すること。中国共産党の文化政策スローガンの一。1956年「百花斉放」とともに提唱された。。
百尺竿頭(ひゃくしゃくかんとう)=〔百尺ある竿(サオ)の先の意〕到達すべき所。
比翼連理=〔「連理」は連理の枝の意で、隣り合った二つの木の枝が上の方で一緒にくっついていること〕夫婦・男女の愛情のいつまでも変わらないこと(を誓い合うこと)。
風光明媚(ふうこう‐めいび)=自然の景色が美しいこと。また、そのさま。
風流韻事(ふうりゅういんじ)=自然に親しみ詩歌を作って遊ぶこと。風雅な遊び。
富栄養化(ふえいようか)=栄養塩類に乏しい湖が長い年月の間に地表水などの流入によって栄養塩類の豊かな状態になること。人間の生活排水や産業廃水によって、大量のリン・窒素化合物が湖沼や内湾に流れ込んで、水質汚濁を引き起こす。―現象。
不易流行(ふえきりゆうこう)=蕉風俳諧の理念の一。新しみを求めて変化していく流行性が実は俳諧の不易の本質であり、不易と流行とは根元において結合すべきであるとするもの。
不快指数(ふかいしすう)=主として夏期、気温と湿度とが高くなる事により人体が感じる不快の程度を示す数値。(気温+湿球温度)×0.72+40.6によって得る。〔70以上になるとやや不快、75以上では半数以上の人が不快、80以上では全員が不快を感じるものとされる〕
不可抗力(ふかこうりょく)=人間の力ではどうする事も出来ない事。
傍若無人(ぼうじゃくぶじん)=[名・形動]《「傍(かたわ)らに人無きが若(ごと)し」の意》人のことなどまるで気にかけず、自分勝手に振る舞うこと。また、そのさま。「―な態度に腹が立つ」。

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