【し】
孜孜(しし)=熱心に努め励むさま。
しじま=「沈黙 ・ 静寂」 の意の雅語的表現。
市井(しせい)=〔昔、井戸を掘った場所に人が集まった所から〕まちなか。庶民の社会。市井の人=庶民
強か(したたか)=―な。―に。強靭(キヨウジン)な生命力を保ち、△衰える事を知らない(困難や失敗にくじけるところがない)様子。いざという時に遺憾なく底力を発揮し、さすが実力者だと感心させる(軽く見るととんでもない事になると恐れさせる)様子。どんな状況に置かれても自分を見失う事なく、利害得失を敏感に判断し、身の安全を図る様子。(副)―に。普通の程度にはとどまらなかった事を表わす。ひどく。 <more>
強か者=こちらの思う様にはいかない、手ごわい人。
認める(したためる)=[動マ下一]したた・む[マ下二]。書き記す。食事をする。整理する。処理する。支度する。
しどけない=着物の着方などが、人前に出られないほど、だらしない状態だ。〔多く女性の服装について言う〕。―さ。
至福(しふく)=この上もない幸福。
車知(しゃち)=(「車知栓」の略)木材の継ぎ目を補強するために打ち込む木の栓。車知継ぎ・竿(さお)継ぎなどで使う。
珠玉(しゅぎょく)=〔海産の真珠と山でとれる宝石の意〕美しいたま。〔粒は小さくとも尊ぶべき価値の有る文学作品などの意にも用いられる。「―編」。
瀟洒(しょうしゃ)=―な。―に。どろくさい所が無く、気がきいている様子。
焦燥(しょうそう)=[名](スル)いらいらする事。あせる事。
深奥(しんおう)=非常に奥が深い事。また、そういうところや、そのさま。深遠。
箴言(しんげん)=戒めの言葉。「格言・金言」の意の漢語的表現。
斟酌(しんしゃく)=先方の事情を考慮に入れる(て穏便に取りはからう)事。年少の点を―する。採点に―〔=手心〕を加える。あれこれの条件・情勢を考え合わせて、適当に処置する事。

≪他ページ記載文字≫
死(し) 「ア」四有(しう) 糸雨(しう) シェリフ 塩沢(しおざわ) 塩路(しおじ) 「カ」鹿の角落とし 四季(しき) 四季咲き(しきざき) 仕着せ・四季施(しきせ) 四季帳(しきちょう) 四季報(しきほう) 頻り(しきり) 仕事(しごと) 「サ」小灰蝶・蜆蝶(しじみちょう) 四十雀(しじゅうがら) 「タ」七十二候(しちじゅうにこう) 漆黒(しっこく) 桎梏(しっこく) しどろ 「ナ」老舗(しにせ) 東雲(しののめ) 忍び笑い 志野袋(しのぶくろ) 「ハ」シバ  芝桜(しばざくら) 皺(しぼ) 「マ」霜枯れ(しもがれ) 「ヤ」シャイ しゃこ 蝦蛄(しゃこ) 鷓鴣(しゃこ) 車螯(しゃごう) 車軸草(しゃじくそう) 車軸藻(しゃじくも) 車掌(しゃしょう) 車站(しゃたん) 遮断機(しゃだんき) 車馬(しゃば) 三味線(しゃみせん) 車輪梅(しゃりんばい) 臭(しゅう) 驟雨(しゅうう) 秋海棠(しゅうかいどう) 秋気(しゅうき) 舟橋(しゅうきょう)  就床(しゅうしょう) 秋光(しゅうこう)  州嶼(しゅうしょ) 洲渚(しゅうしょ) 秋分(しゅうぶん) 秋霖(しゅうりん) 宿場町(しゅくばまち) しゆたらべ 酒盗(しゅとう) 趣味(しゅみ) 春鶯(しゅんおう) 春日(しゅんじつ) 春風(しゅんぷう) 正月(しょうがつ):正月節 小寒(しょうかん) 小雪(しょうせつ) 沼気(しょうき) 祥月(しょうつき) 松濤(しょうとう) 小満(しょうまん) 初夏(しょか) 所懐(しょかい) 書簡・書翰(しょかん) 色然(しょくぜん) 初秋(しょしゅう) 処暑(しょしょ) 晨朝(じんじょう) 初冬(しょとう) 食器(しょっき) 「ラ」白露(しらつゆ) シリウス シロッコ 「ワ」皺・皴(しわ) 「ン」心(しん) 新月(しんげつ) 心配(しんぱい)  
【諺】
三味線をひく 小人閑居して不善をなす  
【四字熟語】
獅子奮迅(ししふんじん) 春日遅遅(しゅんじつちち) 春風秋雨(しゅんぷうしゅうう) 春風駘蕩(しゅんぷうたいとう) 小欲知足(しょうよくちそく) 森羅万象(しんらばんしょう) 
●作例
「夕餉をしたために階下へ下りる頃は/梶井・冬の日」「万の事どもしたためさせ給ふ/源・須磨」「河中の橋を踏まば落つるやうにしたためて/平家・五」
夜のしじまを破る。 孜孜として研究を続ける。 孜々として仕事に励む。 市井に生きる。 
手紙をしたためる。 瀟洒な建物が立ち並ぶ。
事業の失敗に焦燥する。 焦燥感。
収入に応じて会費を斟酌する。 何の斟酌〔=遠慮〕もあるものか。
学の深奥を窮める。 深奥な哲理。 芸の深奥を極める

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